血管内皮の日(7月11日)

血管内皮の日は、毎年7月11日に設けられている記念日です。血管の内側を覆う「血管内皮」の働きに関心を持ち、健康な血管を保つことの大切さを広く知ってもらうことを目的としています。
由来
血管内皮の日は、血管内皮機能を測定するFMD検査装置などの医療機器を開発・販売する株式会社ユネクスが制定しました。2022年には、一般社団法人日本記念日協会によって認定・登録されています。
日付は、「内皮」を「な(7)い(1)ひ(1)」と読む語呂合わせから、7月11日となりました。
血管内皮とは
血管内皮とは、血管の最も内側を覆っている薄い細胞の層です。単に血液と血管壁を隔てるだけではなく、血管の収縮や拡張、血液の固まりやすさ、炎症反応などを調節し、血管の状態を保つ重要な役割を担っています。
健康な血管内皮は、一酸化窒素(NO)をはじめとする物質を作り出し、血管を適切に広げる働きを助けます。また、血小板が血管壁に付着して血栓ができるのを抑えるなど、血液が円滑に流れる環境を維持しています。
血管内皮機能と動脈硬化
高血圧、高血糖、脂質異常、肥満、喫煙などの影響によって血管内皮の機能が低下すると、血管が十分に広がりにくくなり、炎症や血栓が起こりやすい状態につながります。
血管内皮機能の低下は、動脈硬化が進行する初期の段階から見られると考えられています。動脈硬化が進むと、心筋梗塞や脳梗塞などの心血管疾患につながる可能性があるため、早い段階から血管の健康に目を向けることが重要です。
FMD検査とは
血管内皮の働きを評価する方法の一つに、FMD検査があります。FMDは「血流依存性血管拡張反応」を意味し、腕の動脈を一時的に圧迫した後、血流が戻ったときに血管がどの程度広がるかを超音波で測定します。
血流が増加すると、正常な血管内皮から血管を広げる物質が放出されます。FMD検査では、この反応を利用して血管内皮機能を評価します。検査の必要性や結果の判断については、医療機関で医師に相談することが大切です。
血管の健康を意識する生活習慣
血管の健康を保つためには、特定の食品や方法だけに頼るのではなく、日々の生活習慣を総合的に整えることが基本となります。
- 栄養バランスを意識し、塩分や脂質の取りすぎを避ける
- 無理のない範囲で、ウォーキングなどの運動を続ける
- 喫煙を避け、受動喫煙にも注意する
- 十分な睡眠と休養を取り、生活リズムを整える
- 血圧、血糖値、コレステロール値などを定期的に確認する
- 健康診断で異常を指摘された場合は、放置せず医療機関に相談する
豆知識
- 血管内皮は、全身の血管の内側を覆う非常に薄い細胞の層です。
- 血管内皮は、血管の拡張や収縮、血液凝固、炎症反応などの調節に関わっています。
- 血管内皮機能の低下は、外見だけでは分かりにくい場合があります。
- 7月11日という日付は、「な(7)い(1)ひ(1)」の語呂合わせに由来します。
- 血管内皮の日は、2022年に日本記念日協会へ登録されました。