小暑
小暑(しょうしょ)は、二十四節気の第11にあたる節気で、暦の上では「暑さがこれから本格的になっていく入口」の時期を示します。二十四節気は天文学に基づいて定められており、小暑は定気法で太陽黄経が105度に達する瞬間を指します。暦ではその日を「小暑」とし、次の節気(大暑)の前日までを小暑の期間として捉えることもあります。
季節感としては、梅雨の終盤から梅雨明けへ向かう頃と重なりやすく、湿度の高い蒸し暑さを感じる日が増えていきます。日差しが強まり、気温が一段上がる一方、雨の日もあり、暑さと湿気が同時に続くのが特徴です。体調面では、寝苦しさや汗による疲れが出やすく、冷房の使い始めで冷えやだるさが起きることもあるため、睡眠・水分補給・塩分補給など「夏の体調管理を整える時期」として意識しやすい節目です。
暮らしの目安としては、夏物の準備を本格化させるタイミングでもあります。通気のよい衣類への切り替え、寝具の調整、日よけや虫対策、食中毒対策、冷蔵庫の整理など、暑さがピークに向かう前に環境を整えると過ごしやすくなります。農の面では、作物の生育が加速し、畑では水管理や追肥、病害虫対策が重要になる頃とされます。
小暑は「真夏の到来」を告げるというより、暑さが強まる流れに入る節目として、生活のリズムを夏仕様へ切り替える合図になる節気です。