明治天皇祭(7月30日

明治天皇祭のイメージ画像


明治天皇祭は、明治天皇が崩御した1912年(明治45年)7月30日にちなみ、その遺徳をしのぶ祭典です。東京都渋谷区の明治神宮では、毎年7月30日に明治天皇祭が執り行われています。

由来

明治天皇は、1852年11月3日(嘉永5年9月22日)に誕生し、1867年に第122代天皇として即位しました。幕末から明治へと移り変わる時代に在位し、1912年7月30日に崩御しました。

明治神宮では、この崩御日にあたり、明治天皇の御聖徳を敬仰し、追慕する祭典として明治天皇祭を行っています。

明治神宮で行われる祭典

明治神宮は、明治天皇と昭憲皇太后を御祭神としてまつる神社です。1920年(大正9年)11月1日に創建され、現在も明治天皇祭をはじめ、御祭神にゆかりのある祭典が年間を通して行われています。

7月30日の明治天皇祭は、一般的な祝日や国民的な記念日ではなく、明治神宮において明治天皇の遺徳をしのぶために執り行われる重要な祭典の一つです。

宮中祭祀との違い

宮中では、歴代天皇の崩御日にあたって祭典が行われます。明治天皇に関する宮中の祭儀は、宮内庁の記録では「明治天皇例祭」と表記されています。

そのため、「明治天皇祭」は主に明治神宮で行われる祭典名として紹介され、宮中祭祀では「明治天皇例祭」という名称が用いられる点に違いがあります。

明治天皇と近代日本

明治天皇の在位期間には、江戸幕府の時代から近代国家へと移行する大きな変革が進みました。廃藩置県、学制の公布、鉄道の開業、大日本帝国憲法の発布など、政治・社会・産業の幅広い分野で制度の近代化が進められました。

こうした変化は明治天皇一人の功績として捉えるものではなく、当時の政府関係者や各地域の人々を含む、多くの人々が関わって進めた歴史的な過程です。明治天皇祭は、その時代と明治天皇の歩みを振り返る機会にもなっています。

豆知識

  • 明治天皇が崩御した1912年7月30日に、元号は「明治」から「大正」へ改められました。
  • 明治神宮は、明治天皇と昭憲皇太后を御祭神としてまつっています。
  • 明治神宮が創建されたのは、明治天皇の崩御から8年後の1920年11月1日です。
  • 11月3日は明治天皇の誕生日にあたり、戦前には「明治節」、現在は国民の祝日「文化の日」となっています。
  • 宮中で行われる祭儀は「明治天皇例祭」、明治神宮で行われる祭典は「明治天皇祭」と表記されます。

出典

  • 明治神宮「年間行事予定」「明治神宮とは」
  • 宮内庁「宮中祭祀のお出まし」「宮内公文書館の展示資料」