喜多方ラーメンの日(7月17日)

喜多方ラーメンの日は、毎年7月17日に、福島県喜多方市を代表する食文化「喜多方ラーメン」の魅力を広く発信する記念日です。喜多方ラーメンのさらなる発展、ブランド力や認知度の向上、市民意識の高揚、地域の活性化などを目的として、喜多方市が制定しました。
由来
喜多方市は2023年5月、一般社団法人日本記念日協会に対し、7月17日を「喜多方ラーメンの日」とする記念日登録を申請し、同年に登録されました。記念日登録証の授与式は、2023年7月15日に喜多方市内で行われています。
日付には、喜多方の「喜」という文字と、長寿を祝う喜寿が関係しています。「喜」を草書体で書いた形は、「七」を三つ重ねたように見え、「七十七」と読むことができます。77歳を祝う喜寿にも「喜」の字が使われることから、市の発展と喜多方ラーメンのさらなる振興を願い、7月17日が選ばれました。
7月17日は、月を表す「7」と、日にちを表す「17」を並べると「7・17」となり、「七」と「十七」を組み合わせて「七十七」を表す日として位置づけられています。
喜多方ラーメンとは
喜多方ラーメンは、福島県喜多方市で発展してきたご当地ラーメンです。札幌ラーメン、博多ラーメンとともに、日本を代表するご当地ラーメンの一つとして紹介されることがあります。
一般的には、幅のある平打ちの太麺に多くの水分を含ませ、時間をかけて熟成させた平打ち熟成多加水麺が使われます。コシのある食感と独特の縮れが特徴で、スープが絡みやすい麺として親しまれています。
スープはしょうゆ味を基本とする店が多いものの、塩味やみそ味などを提供する店もあり、材料や製法、味わいは店舗によって異なります。飯豊連峰などに由来する良質な水に恵まれた土地であることも、麺やスープ、しょうゆ、みそなどの味を支える要素とされています。
喜多方ラーメンの歴史
喜多方市の公式情報では、喜多方ラーメンの始まりについて、大正時代末期に中国から渡ってきた青年が、チャルメラを吹きながら屋台を引き、「支那そば」を販売したことが発祥とされています。その手作りの支那そばが、現在の喜多方ラーメンの原型になったと伝えられています。
その後、市内の食堂やラーメン店がそれぞれ工夫を重ね、店ごとに異なる麺、スープ、具材を楽しめる地域の食文化へと成長しました。喜多方市内には多数のラーメン店があり、朝からラーメンを食べる「朝ラー」の文化でも知られています。
文化庁の「100年フード」に認定
喜多方ラーメンは、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化として、文化庁の「100年フード」近代の100年フード部門に認定されています。
100年フードは、地域の風土や歴史の中で育まれ、長く親しまれてきた食文化を、将来の世代へ継承していくための取り組みです。喜多方ラーメンは、喜多方市を代表する観光資源であると同時に、市民の暮らしに根づいた食文化として評価されています。
記念日の目的
- 喜多方ラーメンのさらなる発展を図ること
- 全国におけるブランド力と認知度を高めること
- 喜多方ラーメンに対する市民の関心や誇りを高めること
- 飲食店や製麺業者、観光産業などを盛り上げること
- 喜多方ラーメンを通じて地域を活性化すること
- 喜多方の食文化を次の世代へ継承すること
関連する取り組み
喜多方市では、7月17日の記念日に合わせ、市内のラーメン店や製麺所などによる企画やキャンペーンが行われることがあります。記念日当日だけでなく、毎月17日にも喜多方ラーメンを味わい、地域の食文化を盛り上げることが呼びかけられています。
喜多方ラーメンの日は、一杯のラーメンを楽しむだけでなく、その背景にある地域の歴史、水、製麺技術、店ごとの工夫に目を向けるきっかけとなる日です。
豆知識
- 喜多方ラーメンの代表的な麺は、太く縮れた平打ち熟成多加水麺です。
- スープはしょうゆ味が中心ですが、塩味やみそ味など、店によってさまざまです。
- 喜多方市では、朝食としてラーメンを食べる「朝ラー」の習慣が親しまれています。
- 「喜」の草書体が「七十七」に見えることは、77歳を祝う「喜寿」という名称の由来にもなっています。
- 喜多方ラーメンは、文化庁の「近代の100年フード」に認定された地域の食文化です。
- 喜多方市は、記念日の7月17日だけでなく、毎月17日に喜多方ラーメンを楽しむことも呼びかけています。