いなりの日

いなりの日は、毎月17日に、いなり寿司を味わい、その魅力に親しんでもらうことを目的とした記念日です。7月17日も「いなりの日」にあたります。
由来
いなり寿司の材料となる味付けいなりあげなどを製造・販売する、長野県長野市の株式会社みすずコーポレーションが制定しました。
日付は、数字の「17」を「い~な」と読む語呂合わせにちなんでいます。年に一度の7月17日だけではなく、毎月17日に定められているのが特徴です。
日本の食文化として広く親しまれているいなり寿司を食べる機会を増やし、そのおいしさを多くの人に楽しんでもらいたいとの思いが込められています。記念日は一般社団法人日本記念日協会に登録されています。
いなり寿司とは
いなり寿司は、甘辛く煮た油揚げの中に酢飯を詰めた寿司です。「おいなりさん」「お稲荷」「いなり」などの親しみやすい名前でも呼ばれています。
具を混ぜ込んだ酢飯を使ったものや、ゴマ、レンコン、ニンジン、シイタケなどを加えたものもあり、家庭や地域によってさまざまな味わいがあります。
名前と稲荷信仰の関係
「いなり寿司」という名称は、稲荷神社や稲荷信仰と関係があると考えられています。稲荷大神の使いとされる狐に油揚げを供える習慣があり、油揚げを使った寿司が「いなり寿司」と呼ばれるようになったとする説が広く知られています。
ただし、狐が実際に油揚げを好んで食べるという意味ではなく、稲荷信仰にまつわる習俗や言い伝えから生まれた名称として紹介されています。
地域によって異なる形
いなり寿司は、地域によって形や味付けに違いがあります。一般的に、東日本では俵のような細長い形、西日本では三角形に仕上げることが多いとされています。
- 東日本で多く見られる形:俵形や長方形
- 西日本で多く見られる形:狐の耳を連想させる三角形
- 味付け:甘みの強さ、しょうゆの濃さ、酢飯に混ぜる具材などが地域や家庭によって異なります
地域差には例外もあり、現在では専門店やスーパーマーケット、家庭のレシピなどを通して、さまざまな形や味のいなり寿司を楽しめます。
初午といなり寿司
いなり寿司は、稲荷神社の祭礼である「初午」とも関わりの深い食べ物です。初午は、立春を過ぎて最初に迎える午の日を指し、全国各地の稲荷神社で五穀豊穣や商売繁盛などを願う行事が行われます。
地域や家庭によっては、初午の日にいなり寿司や油揚げを供えたり、家族で食べたりする習慣があります。毎月17日の「いなりの日」と、初午にちなんだ記念日は、それぞれ由来や日付が異なります。
いなりの日の楽しみ方
- 定番の甘辛いいなり寿司を味わう
- ゴマや五目具材を加えた酢飯で作る
- 季節の食材を使った変わりいなりを楽しむ
- 東日本風の俵形と西日本風の三角形を食べ比べる
- 家庭に伝わる味付けや地域独特のいなり寿司を調べる