一汁三菜の日

一汁三菜の日は、和食の基本的な食事スタイルである「一汁三菜」の魅力を伝え、子どもたちや次の世代へつないでいくことを目的とした記念日です。7月13日だけでなく、毎月13日に設けられています。
由来
この記念日は、和食に関わる食品メーカー6社で構成された「一汁三菜 ぷらす・みらいご飯®」によって制定されました。
- フジッコ株式会社
- ニコニコのり株式会社
- キング醸造株式会社
- 株式会社はくばく
- 株式会社ますやみそ
- マルトモ株式会社
日付は、数字の「13」の読み方が「一汁三菜」を連想させることに由来します。記念日は一般社団法人日本記念日協会に認定・登録され、2016年7月19日には記念日登録証の授与式が行われました。
一汁三菜とは
一汁三菜は、一般的にご飯などの主食、汁物1品、主菜1品、副菜2品を組み合わせる食事の形です。「三菜」は、中心となる主菜と、異なる食材や調理法を取り入れた2品の副菜を指します。
| 構成 | 料理の例 |
|---|---|
| 主食 | ご飯、炊き込みご飯、雑穀ご飯など |
| 一汁 | みそ汁、すまし汁、けんちん汁など |
| 主菜 | 焼き魚、煮魚、肉料理、豆腐料理など |
| 副菜 | 煮物、和え物、酢の物、おひたしなど |
| 副菜 | 野菜、海藻、豆類、きのこを使った料理など |
料理の品数をそろえることだけが目的ではありません。主食、汁物、主菜、副菜を組み合わせることで、肉や魚、野菜、豆類、海藻など、さまざまな食材を食卓に取り入れやすくなる点も一汁三菜の特徴です。
記念日に込められた目的
一汁三菜の日には、いろいろな料理を組み合わせる和食のスタイルを見直し、その食文化を子どもたちへ伝えていこうという思いが込められています。
毎日の食事で必ず一汁三菜を完成させなければならないという日ではありません。忙しいときには、具だくさんの汁物を取り入れたり、作り置きの副菜を活用したりするなど、生活に合わせて無理なく献立を考えるきっかけにできます。
和食文化との関わり
2013年12月には、「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。登録の対象は特定の料理ではなく、自然を尊重する日本人の精神に基づいた食に関する社会的な慣習です。
多様で新鮮な食材を使い、栄養バランスを大切にし、季節の移ろいを料理や食器に取り入れる日本の食文化は、一汁三菜という形を通じて家庭の食卓でも表現されてきました。
毎月13日に意識したいこと
- 汁物と主菜、副菜のバランスを意識した献立を考える
- 旬の食材を取り入れ、季節感を楽しむ
- 味付けや調理法を変え、食材のバリエーションを広げる
- 子どもと一緒に料理をする機会にする
- 食事の彩りや味付けの偏りにも目を向ける
豆知識
「一汁三菜」という言葉に含まれる「菜」は、野菜だけを意味するものではありません。ここでは、ご飯や汁物と一緒に食べる料理、つまり「おかず」を表しています。そのため、魚や肉を使った主菜も「三菜」の一つに数えられます。
また、漬物は一汁三菜の献立に添えられることがありますが、伝統的な数え方では、一般に「三菜」とは別に扱われます。
毎月13日の一汁三菜の日は、品数を形式的にそろえるだけでなく、普段食べている料理や食材の組み合わせを振り返り、受け継がれてきた和食文化に目を向ける日です。
出典
- 一般社団法人日本記念日協会「一汁三菜の日」記念日登録証授与式
- 農林水産省「和食;日本人の伝統的な食文化」
- ユネスコ無形文化遺産「Washoku, traditional dietary cultures of the Japanese」