なにやろう?自由研究の日(7月28日)

なにやろう?自由研究の日は、毎年7月28日に、夏休みの自由研究を始めるきっかけをつくる記念日です。通信教育「進研ゼミ」などを展開する株式会社ベネッセコーポレーションによって制定されました。
由来
日付は、「な(7)に(2)や(8)ろう?」と読める語呂合わせに由来します。7月28日が、多くの学校で夏休みに入って間もない時期に当たることも、日付を決めた理由の一つです。
自由研究を後回しにするのではなく、夏休みの前半から「何を調べよう」「何を作ろう」と考え始め、興味のあるテーマに取り組んでもらいたいという思いが込められています。
この記念日は、一般社団法人日本記念日協会に認定・登録された記念日として紹介されています。
自由研究とは
自由研究は、子どもが自分で疑問や興味を見つけ、観察、実験、調査、工作などを通して答えを探していく学習活動です。学校の授業とは異なり、テーマや調べ方、まとめ方を自分で考えられる点に大きな特徴があります。
身近な植物や昆虫の観察、天気や気温の記録、料理の変化を調べる実験、地域の歴史や地名の調査、廃材を使った工作など、日常生活の中にある小さな疑問も自由研究のテーマになります。
かつては教科の一つだった自由研究
「自由研究」という言葉は、現在では夏休みの宿題として広く知られていますが、戦後の学校教育では教科として位置付けられていた時期があります。
1947年(昭和22年)に発表された学習指導要領では、小学校の教科の基準に国語、社会、算数、理科、音楽、図画工作、家庭、体育とともに「自由研究」が含まれていました。
当時の自由研究には、子どもの興味や能力に応じて教科の学習を発展させる活動、クラブ活動、学級内の仕事などが想定されていました。その後の教育課程の改訂によって独立した教科としての位置付けは変わりましたが、自分で課題を見つけて学ぶという考え方は、現在の探究的な学習にも通じています。
テーマを決めるポイント
自由研究では、珍しい題材を選ぶことよりも、自分が本当に疑問に思ったことや、身近で繰り返し観察できるものを選ぶことが大切です。
- 普段の生活で「なぜだろう」と感じたことを書き出す
- 好きな動物、植物、食べ物、スポーツなどからテーマを探す
- 安全に観察や実験ができるか確認する
- 夏休み中に結果をまとめられる範囲に絞る
- 予想と実際の結果を比べられるテーマを選ぶ
テーマが大きすぎる場合は、調べる対象や期間、場所を限定すると取り組みやすくなります。例えば「昆虫について調べる」ではなく、「庭に来る昆虫を1週間観察する」のように絞ることで、記録しやすくなります。
自由研究の基本的な進め方
- 疑問や調べたいことを決める
- どのような結果になるか予想する
- 観察、実験、調査の方法を考える
- 日付、条件、結果を記録する
- 予想と結果を比べて考察する
- 写真や図、表を使って分かりやすくまとめる
思ったとおりの結果が出なかった場合でも、それは失敗とは限りません。「なぜ予想と違ったのか」「条件を変えるとどうなるのか」を考えることも、自由研究の大切な成果になります。
自由研究を始める日に
7月28日の「なにやろう?自由研究の日」は、研究を完成させる日ではなく、まずテーマを考え、最初の一歩を踏み出すための日です。
身の回りを注意深く見てみると、植物の成長、氷の溶け方、雲の形、地域の歴史など、研究につながる疑問が数多く見つかります。「なにやろう?」と考える時間そのものが、自由研究の始まりです。
豆知識
- 日付は「な(7)に(2)や(8)ろう?」の語呂合わせに由来します。
- 夏休み前半から自由研究に取り組むきっかけをつくる目的で制定されました。
- 制定者は「進研ゼミ」などを展開する株式会社ベネッセコーポレーションです。
- 自由研究は、戦後の一時期に小学校の教科の一つとして位置付けられていました。
- 予想と異なる結果も、理由を考察すれば重要な研究成果になります。