漁師の日(7月21日)

漁師の日は、海で働く漁師に敬意を表し、漁業を将来の職業として考えるきっかけをつくる記念日です。一般社団法人全国漁業就業者確保育成センター「漁師.jp」が制定し、2022年に一般社団法人日本記念日協会から認定されました。
日付は固定された7月21日ではなく、毎年7月の第3月曜日です。国民の祝日「海の日」と同じ日に設定されているため、年によって日付が変わります。2025年は7月21日でしたが、2026年は7月20日です。
由来
漁師にとって、海は魚介類を育む場所であると同時に、日々の仕事と暮らしを支える大切な舞台です。その海に感謝する「海の日」と同じ日を「漁師の日」とすることで、漁師という職業を広く知ってもらいたいとの思いが込められています。
制定の目的には、漁師という仕事を敬うだけでなく、若い世代の職業選択肢に漁業を加え、新たに挑戦する人を増やすことがあります。また、祝日に設定することで、普段は早朝や長時間の操業に携わる漁師が、家族とゆっくり過ごせる日になってほしいという願いも示されています。
漁師の仕事とは
漁師の仕事は、船で天然の魚介類を獲る漁船漁業だけではありません。魚、貝、海藻などを育てる養殖業や、漁具の準備、漁船の整備、水揚げ、選別、箱詰め、出荷など、さまざまな作業によって成り立っています。
漁場や対象となる魚介類、漁法によって働き方は大きく異なります。日帰りで沿岸の漁場に向かう場合もあれば、沖合や遠洋で長期間操業する場合もあります。定置網、一本釣り、刺し網、底引き網など、それぞれの地域に適した漁法が受け継がれています。
新しい漁師を育てる取り組み
漁師は、家業を受け継いでなる職業という印象を持たれることがありますが、現在では漁業経験のない人を受け入れる地域や漁業会社もあります。就業希望者向けの説明会や漁業体験、求人情報の提供、研修制度などを通じて、新たな担い手を確保する取り組みが進められています。
制定団体の全国漁業就業者確保育成センターは、漁師を目指す人に向けた情報提供や「漁業就業支援フェア」を実施し、漁業者や漁業団体との出会いの場を設けています。仕事内容や収入、生活環境、必要な資格などを事前に知ることは、就業後の定着にもつながります。
漁師の日に考えたいこと
魚介類が食卓に届くまでには、自然条件を見極めながら操業する漁師の技術と経験が欠かせません。一方で、漁業の現場では、担い手不足、海洋環境の変化、水産資源の管理、安全な労働環境づくりなど、さまざまな課題にも向き合っています。
漁師の日は、魚を味わうだけでなく、誰がどのように水産物を届けているのかを知り、漁業や漁村の未来について考える機会でもあります。産地や漁法を確認して魚介類を選ぶことや、漁業体験、港の催しに参加することも、漁師の仕事への理解を深めるきっかけになります。
豆知識
- 漁師の日は、毎年7月の第3月曜日にあたる変動日の記念日です。
- 国民の祝日「海の日」と同じ日に設定されています。
- 2022年に日本記念日協会から認定されました。
- 制定したのは、一般社団法人全国漁業就業者確保育成センター「漁師.jp」です。
- 目的には、漁師への敬意、新規就業者の確保、若者への職業選択肢の提示が含まれています。
- 2025年の漁師の日は7月21日、2026年は7月20日です。