土用の丑の日

土用の丑の日は、暦の雑節である「土用」の期間中に巡ってくる「丑の日」を指します。特に夏の土用の丑の日は、うなぎを食べる日として広く知られています。
土用は、立春・立夏・立秋・立冬の直前にそれぞれ設けられる期間で、年に4回あります。丑の日は、昔の暦で日付を十二支に当てはめて数えていた名残で、12日ごとに巡ってきます。そのため、土用の期間中に丑の日が1回だけの年もあれば、2回ある年もあります。
由来
夏の土用の丑の日にうなぎを食べる風習については、江戸時代の学者・平賀源内が、夏場に売れにくかったうなぎの販売促進として「本日土用丑の日」といった趣旨の宣伝を考案した、という説がよく知られています。
ただし、この平賀源内の話は有名な由来として伝えられている一方で、確認できる範囲では、風習の起源をそれだけに断定するのは避けたほうがよいとされています。もともと「丑の日に『う』の付く食べ物を食べると夏負けしない」という俗信があり、その流れの中で、うなぎを食べる習慣が広まったと考えられています。
2026年の夏の土用の丑の日
| 年 | 夏の土用の丑の日 | 補足 |
|---|---|---|
| 2026年 | 7月26日 | 2026年の夏の土用期間中に巡る丑の日です。 |
背景
土用は、季節の変わり目を意識する暦の区切りです。夏の土用は、暑さが厳しくなりやすい時期と重なるため、昔から体調を整えるための食習慣と結びついてきました。
うなぎは栄養価の高い食品として親しまれてきたこともあり、夏の土用の丑の日の代表的な食べ物として定着しました。一方で、土用の丑の日に食べるものは、うなぎだけに限られていたわけではありません。
豆知識
- 「土用」は夏だけでなく、春・夏・秋・冬の年4回あります。
- 「丑の日」は十二支で日を数える考え方にもとづき、12日周期で巡ってきます。
- 土用の期間は約18日間あるため、同じ土用の中に丑の日が2回ある年もあります。
- 2回目の丑の日は「二の丑」と呼ばれます。
- 「う」の付く食べ物としては、うなぎのほか、うどん、梅干し、瓜なども挙げられます。