小満
小満(しょうまん)は二十四節気の第8で、定気法では太陽黄経が60度に達する日を指します。暦の説明では、小満に入る日から次の節気「芒種(ぼうしゅ)」の前日までを小満の期間として捉えることも多く、およそ15日ほど続きます。
この頃は、草木が勢いよく茂り、万物の生命力が次第に満ちていく季節とされます。七十二候でも「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」「紅花栄(べにばなさかう)」「麦秋至(むぎのときいたる)」が配され、養蚕が始まる頃、紅花が咲き始める頃、麦が実り収穫期へ向かう頃といった、昔の暮らしや農の季節感が表現されています。
農作業の目安としても語られやすい節気で、地域差はあるものの、田畑では初夏に向けた作業が増え、田植え準備や夏作の段取りを進める頃として紹介されます。とくに沖縄では、小満から芒種にかけてが平年の梅雨期と重なり、「スーマン(小満)ボース(芒種)」として梅雨の時期を指す呼び名があることも、気象庁の解説で触れられています。