立夏

立夏(りっか)は、二十四節気の第7番目にあたる節気です。毎年5月5日または6日ごろ、太陽黄経が45度になる時期に訪れます。「夏の始まり」を意味し、暦の上ではこの日から夏に入ります。新緑が鮮やかに輝き、気温が上がって日差しが強くなり始める初夏の爽やかな季節です。
立夏はこどもの日(5月5日)と重なることが多く、ゴールデンウィークの時期にあたります。山々に若葉が茂り、虫や鳥の声が活発になる自然の変わり目を実感できる節気です。
由来と意味
立夏は古代中国で生まれた二十四節気のひとつで、日本には奈良時代ごろに伝わりました。「立(りゅう)」は「始まり」を意味し、立春・立夏・立秋・立冬はそれぞれの季節の始まりを表す節気として特に重視されてきました。
立夏を境に農業では田植えの準備が本格化し、古来から農耕社会において重要な季節の節目とされてきました。漁業でも初夏の漁が始まる季節にあたります。
立夏のころの自然
立夏のころは初夏の爽やかさが感じられる、過ごしやすい季節です。
- 新緑:山や公園の木々に若葉が生い茂り、鮮やかな緑色が目を楽しませます。「万緑(ばんりょく)」という言葉が似合う季節です。
- カエルの鳴き声:田んぼではカエルが鳴き始め、初夏の到来を知らせます。
- 藤・つつじ:藤の花やツツジが各地で見頃を迎え、鮮やかな紫・ピンクが風景を彩ります。
- 初鰹(はつがつお):立夏のころから初鰹が市場に出回り始め、「目に青葉 山ほととぎす 初鰹」の俳句でもお馴染みの初夏の風物詩です。
立夏の旬の食材
立夏のころは初夏の旬の食材が豊富に出回ります。
- 初鰹(かつお):脂が乗り始めた春の鰹で、タタキや刺身で食べるのが定番です。
- 新玉ねぎ:みずみずしい新玉ねぎがスーパーに並び、サラダや丸ごと蒸し料理に最適です。
- そら豆:5月が旬のそら豆は塩ゆで・天ぷら・グラタンなどで楽しめます。
- タケノコ:春から立夏にかけてが国産タケノコの最盛期で、炊き込みご飯・煮物などに活躍します。
豆知識
- 立夏は二十四節気の第7番目で、太陽黄経が45度になる5月5日または6日ごろに訪れます。
- 「立」は「始まり」を意味し、立夏は暦の上での夏の始まりを告げる節気です。
- 立夏はこどもの日(5月5日)と重なることが多く、ゴールデンウィークの時期にあたります。
- 「目に青葉 山ほととぎす 初鰹」は立夏のころを詠んだ山口素堂(やまぐちそどう)の俳句として有名です。