花火の日(5月28日)

花火の日は、毎年5月28日に設けられている記念日です。1733年(享保18年)5月28日(旧暦)に、江戸幕府が両国川(隅田川)で水難者の慰霊と悪疫退散を祈って打ち上げ花火を行ったことが「両国川開き花火」の起源とされており、この日を花火の日としています。花火は日本の夏の風物詩として欠かせない文化です。
花火大会は夏の夜を彩るイベントとして全国各地で開催され、隅田川花火大会・長岡花火など有名な花火大会には毎年多くの観客が集まります。
由来
1733年(享保18年)の江戸は大飢饉と疫病の流行で多くの命が失われた年でした。この犠牲者を慰霊し悪疫退散を祈願するため、徳川幕府の命により両国橋の川開きに合わせて花火が打ち上げられたのが「両国川開き花火大会」の始まりとされています。
この行事は現在の「隅田川花火大会」へと受け継がれており、日本最古の花火大会として知られています。花火の日はこの歴史的な起源にちなんで制定された記念日です。
日本の花火の種類
日本の花火は「和火(わび)の美学」を受け継ぐ職人技が光る文化です。
- 打ち上げ花火:空高く打ち上げられる筒形花火で、牡丹・菊・星・型物など多彩な種類があります。尺玉(しゃくだま)は直径30cmの大型花火です。
- スターマイン:複数の花火を連続して打ち上げる演出で、音楽や光と組み合わせた「ミュージックスターマイン」も人気です。
- 仕掛け花火:ナイアガラ瀑布・文字・絵柄など特定の形を作る地上型の花火です。
- 手持ち花火:家庭で楽しむ線香花火・噴出花火・ロケット花火などです。線香花火は繊細な火花が特に美しいとされています。
日本三大花火大会
日本を代表する三大花火大会として以下が知られています。
- 隅田川花火大会(東京):1733年起源の日本最古の花火大会。毎年約2万発が打ち上げられ、100万人近い観客が訪れます。
- 長岡まつり大花火大会(新潟):正三尺玉や「フェニックス」などスケールの大きな花火で知られます。
- 土浦全国花火競技大会(茨城):全国の花火師が技を競う競技会形式の花火大会です。
豆知識
- 花火の日は5月28日で、1733年(旧暦)の両国川開き花火大会の起源にちなんで制定されました。
- 日本の花火職人を「煙火師(えんかし)」と呼び、その技術は伝統工芸として受け継がれています。
- 線香花火は「牡丹・松葉・柳・散り菊」の4つの段階があり、最後の散り菊が最も繊細で美しいとされています。
- 花火の「たまや〜」「かぎや〜」という掛け声は、江戸時代の花火師「玉屋」と「鍵屋」への掛け声に由来します。