世界食料デー(10月16日)

世界食料デーは、毎年10月16日に設けられている国際記念日です。1979年の第20回国連食糧農業機関(FAO)総会で制定され、1945年10月16日にFAOが設立されたことを記念しています。飢餓や食料問題への関心を高め、すべての人が十分な食料を得られる世界の実現を目指す日です。
国連のWFP(世界食糧計画)やFAOをはじめ、日本政府、NGO、学校などがこの日に合わせて啓発活動やイベントを実施しています。
由来
世界食料デーは1979年、第20回FAO総会においてハンガリーの提案により制定されました。FAOの設立記念日である10月16日が選ばれ、翌1980年から毎年実施されています。現在は150か国以上で記念行事が行われる世界的な記念日となっています。
毎年テーマが設定され、食料問題のさまざまな側面に光を当てています。「誰一人取り残さない」というSDGs(持続可能な開発目標)の理念とも深く結びついており、食料安全保障、持続可能な農業、食品ロスの削減などが重要な課題として取り上げられてきました。
世界の食料問題
国連の報告によると、世界では約7億3300万人が飢餓状態にあるとされています(2023年FAO報告)。一方で、世界全体では生産された食料の約3分の1が廃棄・損失されているという現実もあります。
- 飢餓:アフリカやアジアの一部地域では食料不足が深刻で、特に紛争地域や気候変動の影響を受けた地域で問題が大きくなっています。
- 食品ロス:先進国を中心に、まだ食べられる食品が大量に廃棄されています。日本では年間約472万トン(2022年度推計)の食品ロスが発生しています。
- 気候変動の影響:異常気象による農作物の不作や、水資源の枯渇が食料生産に影響を与えています。
日本での取り組み
日本では農林水産省や環境省が世界食料デーに合わせてイベントや啓発活動を実施しています。食品ロス削減推進法(2019年制定)のもと、企業・消費者・自治体が連携した食品ロス削減の取り組みが進められています。フードバンクや子ども食堂などの活動も広がっています。
豆知識
- 世界食料デーは10月16日で、1945年のFAO設立日を記念して1979年に制定されました。
- 150か国以上で記念行事が行われる世界的な記念日です。
- 世界の食料廃棄・損失量は年間約13億トンとされ、生産量の約3分の1に相当します。
- 日本の食品ロスは年間約472万トン(2022年度推計)で、国民1人あたり毎日おにぎり1個分に相当する量です。