幻花忌(3月1日

3月1日は「幻花忌(げんかき)」です。昭和期の小説家・尾崎一雄(1899〜1983)を偲ぶ文学忌です。

尾崎一雄は志賀直哉に師事し、生活苦の中で執筆した短編集『暢気眼鏡』で芥川賞を受賞しました。大病後の療養生活の中で自然や虫への観察眼を深め、心境小説の代表的作家として高い評価を受けました。文化勲章受章者でもあります。忌日名は代表作のひとつ『まぼろしの記』など、幻想的な世界を描いた作品群のイメージにちなむとされています。