父の日

父の日は、毎年6月の第3日曜日に、父親や父親のような存在へ感謝を伝える日です。アメリカで広まった記念日を背景に、日本でも家族で贈り物をしたり、食事をしたり、日頃の感謝を言葉にする日として定着しています。
由来
現在の父の日の起源としてよく紹介されるのは、アメリカ・ワシントン州スポケーンのソノラ・スマート・ドッドの働きかけです。ソノラは、母の死後、男手ひとつで6人の子どもを育てた父ウィリアム・ジャクソン・スマートを称えたいと考え、母の日のように父へ感謝する日を設けることを提案しました。
その取り組みにより、1910年6月19日、スポケーンで父の日の行事が行われたとされています。当初は地域的な催しでしたが、次第にアメリカ各地へ広がり、父親への感謝を表す日として知られるようになりました。
アメリカでの祝日化
アメリカでは、父の日がすぐに全国的な祝日として定着したわけではありません。長い時間をかけて認知が広がり、1966年にはリンドン・ジョンソン大統領が6月の第3日曜日を父の日とする大統領告示を出しました。その後、1972年にリチャード・ニクソン大統領のもとで、6月第3日曜日の父の日が恒久的な全国的記念日として位置づけられました。
日本での広がり
日本でも、父の日は6月第3日曜日の行事として広く知られています。日本で父の日の普及に関わった動きのひとつに、日本ファーザーズ・デイ委員会による「父の日黄色いリボンキャンペーン」があります。同委員会は1981年に設立され、1982年には第1回のキャンペーンや「ベスト・ファーザー発表・授賞式」が行われました。
この流れから、日本では父の日に「黄色」のイメージが結びつけて紹介されることがあります。ただし、黄色は父の日そのものの世界共通の公式色というより、日本でのキャンペーンや贈り物文化を通じて広まったイメージとして扱うのが自然です。
黄色いバラと贈り物
父の日には、黄色いバラやひまわりなどの花、衣類、食べ物、酒類、趣味に関する品などを贈る習慣があります。黄色いバラは、日本で父の日のテーマカラーとして黄色が広まったことや、アメリカで父の日にバラを用いる習慣が紹介されたことと結びついて説明されることがあります。
現在では、特定の品物を贈らなければならない日というより、父親や家族を支えてくれる人に感謝を伝える日として親しまれています。贈り物をする場合も、花やギフトだけでなく、手紙やメッセージ、食事の時間など、気持ちを伝える形はさまざまです。
豆知識
- 父の日の日付は固定日ではなく、毎年6月の第3日曜日です。
- 1910年にスポケーンで行われた父の日は、ソノラ・スマート・ドッドの提案がきっかけとされています。
- アメリカで父の日が恒久的な全国的記念日となったのは1972年です。
- 日本では、黄色いリボンや黄色いバラなど、「黄色」と結びつけて紹介されることがあります。