世界母乳週間(8月1日

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世界母乳週間は、毎年8月1日から7日まで実施される国際的な啓発週間です。日本では「世界母乳育児週間」と表記されることも多く、母乳育児の意義を伝えるだけでなく、母親や家族が必要な情報と支援を受けられる環境づくりを世界各地で呼びかけています。

由来

世界母乳週間の背景には、1990年8月1日に世界保健機関(WHO)と国連児童基金(ユニセフ)、各国政府などが採択した「イノチェンティ宣言」があります。この宣言では、母乳育児を保護・促進・支援するため、医療機関や行政、職場、地域社会が取り組むべき方針が示されました。

イノチェンティ宣言が採択された8月1日は「世界母乳の日」とされ、世界母乳育児行動連合(WABA)が1992年に、8月1日から7日までを「世界母乳育児週間」として世界的なキャンペーンを開始しました。現在はWHOやユニセフをはじめ、各国の保健機関、医療関係者、市民団体などが参加しています。

目的

この週間の目的は、母乳の栄養面だけを紹介することではありません。母乳育児を希望する人が、出産直後から継続的に専門的な支援を受けられるようにすることや、育児と仕事を両立できる職場環境、家族や地域による協力体制を整えることも重要なテーマです。

  • 妊娠中から授乳に関する正確な情報を提供すること
  • 出産後の母子を医療従事者が適切に支援すること
  • 授乳や搾乳を行いやすい職場環境を整えること
  • 家族や地域社会が育児を支えること
  • 災害や紛争などの緊急時にも母子を保護すること

母乳育児と母子の健康

WHOとユニセフは、母乳には乳児の成長に必要な栄養が含まれ、感染症などから子どもを守る働きがあるとして、母乳育児を支える取り組みを推進しています。また、授乳する母親の健康にも一定の利点があるとされています。

一方で、母乳の分泌量、母親や乳児の体調、服薬、家庭環境などによって、母乳育児が難しい場合もあります。世界母乳週間は、母乳だけで育てることを一律に求めたり、育児方法を評価したりするための週間ではありません。母親と子どもの健康や状況を優先し、それぞれの家庭が医療従事者と相談しながら適切な方法を選べるよう、社会全体で支援することが大切です。

関連する取り組み

WHOとユニセフは、母乳育児を希望する母親を医療機関が適切に支援するための指針として「母乳育児成功のための10カ条」を示しています。この指針を実践する施設を認定する「赤ちゃんにやさしい病院」イニシアティブも、世界各地で進められています。

世界母乳週間には、毎年異なるテーマが設定されます。医療従事者の教育、職場での支援、社会保障、緊急時の母子支援など、その年の課題に応じた啓発活動や情報発信が行われます。

豆知識

  • 世界母乳週間は、毎年8月1日から7日まで実施されます。
  • 8月1日は、1990年にイノチェンティ宣言が採択された日に由来する「世界母乳の日」です。
  • 世界母乳育児行動連合(WABA)が1992年に世界的なキャンペーンを開始しました。
  • WHOやユニセフ、各国政府、医療機関、市民団体などが啓発活動に参加しています。
  • 母乳育児を希望する人への支援だけでなく、家庭や職場、地域社会の環境整備も重要な目的です。

出典

  • 世界保健機関(WHO)「World Breastfeeding Week」
  • 国連児童基金(ユニセフ)世界母乳育児週間に関する資料
  • 世界母乳育児行動連合(WABA)「World Breastfeeding Week」
  • 一般社団法人日本母乳の会「世界母乳の日、世界母乳育児週間によせて」