気象予報士の日(8月28日)

8月28日は「気象予報士の日」として紹介されています。由来は、1994年(平成6年)8月28日に第1回の気象予報士試験が実施されたことです。気象予報士は、専門的な知識と技術を用いて気象現象を予想する、日本の国家資格です。
由来
1993年(平成5年)の気象業務法改正によって気象予報士制度が創設され、その翌年の1994年8月28日に第1回気象予報士試験が行われました。この歴史的な日にちなみ、8月28日が「気象予報士の日」として広く紹介されるようになっています。
なお、「気象予報士の日」については、第1回試験の日付という由来は確認できますが、確認できる範囲では、特定の団体が制定した公的な記念日であることを示す一次資料は明確ではありません。そのため、「制定された日」と断定するよりも、第1回試験の実施日にちなむ記念日とするのが適切です。
気象予報士制度が生まれた背景
気象庁によると、1993年の気象業務法改正は、日本の民間気象業務が発展する大きな契機となりました。この改正によって国家資格である気象予報士制度が導入され、民間事業者による気象予報サービスの展開が進むことになります。
予報業務の許可を受けた事業者が気象などの「現象の予想」を行う場合には、一定の要件のもとで気象予報士を配置し、専門的な予想を気象予報士に担当させる仕組みになっています。日々目にする天気予報の背景には、観測データや数値予報資料などを分析する専門的な技術があります。
第1回試験は2777人が受験
第1回気象予報士試験では、2777人が受験し、500人が合格しました。合格率は18.0%でした。現在では難関資格として知られる気象予報士試験ですが、第1回はその後の多くの試験と比べても高い合格率となりました。
| 項目 | 第1回気象予報士試験 |
|---|---|
| 実施日 | 1994年8月28日 |
| 受験者数 | 2777人 |
| 合格者数 | 500人 |
| 合格率 | 18.0% |
「試験に合格=すぐ気象予報士」ではない
気象予報士は、単に試験に合格した人を指すだけではありません。気象予報士試験に合格したうえで、気象庁長官の登録を受けることによって気象予報士となります。
試験では、大気の構造や気象現象、観測、数値予報、予報技術、気象業務に関する法規など幅広い知識に加え、実際の気象資料を読み解いて予想する能力も問われます。
豆知識
- 気象予報士制度は、1993年の気象業務法改正によって創設されました。
- 第1回気象予報士試験は、翌1994年8月28日に実施されました。
- 第1回は2777人が受験し、500人が合格、合格率は18.0%でした。
- 試験に合格しただけではなく、気象庁長官の登録を受けることで気象予報士となります。
- テレビなどで天気を伝える「お天気キャスター」全員に気象予報士資格が必要というわけではありません。
8月28日は天気予報を支える専門家に注目する日
天気予報は、毎日の服装や外出予定だけでなく、農業、物流、航空、海運、イベント運営、そして台風や大雨などへの防災にも深く関わっています。「気象予報士の日」は、第1回試験が行われた歴史を振り返るとともに、気象情報を読み解き、社会に伝える専門家の役割について知るきっかけとなる日です。