VAMの日(8月6日)

VAM(バム)の日は、野菜を主原料とする素材「VAM」の認知向上と、食品ロスやプラスチックごみなどの環境問題について考えるきっかけづくりを目的とした記念日です。大阪府大阪市のGF株式会社が制定し、毎年8月6日に設けられています。
由来
日付は、「VAM」の読み方である「バム」を「バ(8)ム(6)」と表す語呂合わせに由来します。
GF株式会社は一般社団法人日本記念日協会に申請し、2022年1月に「VAMの日」が記念日として登録されました。VAMの特徴を広く伝えるとともに、環境への意識を高めることが制定の目的とされています。
VAMとは
VAMは、GF株式会社が開発した、野菜を主原料とする包装用容器や緩衝材などへの活用を想定した素材です。名称は「Vegetable Alternative Model」の頭文字に由来し、「新たな野菜の活用モデル」という意味が込められています。
同社は業務用カット野菜の加工を手がけるなかで、加工工程から生じる野菜の未使用部分を有効活用するため、2017年に社内のSDGsチームを発足しました。その後、研究開発を進め、2019年9月にVAMを開発したと公表しています。
素材としての特徴
VAMは、これまで廃棄されることのあった野菜とでんぷんなどを原料とし、細かくした素材に水分を加えて型へ流し込み、容器などの形に成形する仕組みです。
- 野菜の加工時に生じる未使用部分の活用を目指している
- 包装用容器や緩衝材、使い捨て食器などへの利用が想定されている
- GF株式会社は、100%生分解性と可食性を備えた素材として紹介している
- 発泡スチロールなど、石油由来プラスチック製品の代替を目指している
生分解性とは、使用後の素材が微生物などの働きによって分解され、最終的に自然界へ戻る性質を指します。ただし、実際の分解速度や条件は温度、湿度、処理環境などによって異なるため、使用後の適切な回収方法や処理方法も重要です。
食品ロスとプラスチックごみへの取り組み
野菜の加工現場では、形や大きさ、調理用途などの理由から、食べられる部分であっても商品として利用しにくい部分が生じることがあります。こうした部分を新しい素材へ加工できれば、廃棄量の削減や資源の有効活用につながる可能性があります。
また、包装容器や緩衝材には発泡スチロールをはじめとするプラスチック製品が広く使われています。VAMは、それらを直ちにすべて置き換えるものではありませんが、用途に応じた代替素材の一つとして開発されたものです。
VAMの日をきっかけに考えたいこと
VAMの日は、一つの素材を紹介するだけでなく、これまで廃棄されていたものを別の資源として活用する「循環型」のものづくりについて考える日でもあります。
- 購入した食品を無駄なく使い切る
- 過剰包装を避けた商品を選ぶ
- 再利用できる容器や包装を活用する
- 生分解性素材の特徴と適切な処理方法を知る
- 企業による食品残渣の再資源化の取り組みに関心を持つ
8月6日のVAMの日は、野菜の新たな活用方法を知り、食品ロスやプラスチックごみを減らすために、暮らしやものづくりのあり方を見直すきっかけとなる記念日です。