梅若忌(4月15日

4月15日は「梅若忌」です。東京都墨田区堤通にある木母寺(もくぼじ)で、伝説の少年・梅若丸の忌日として供養が行われます。

梅若丸は、京都北白川の公家の子として生まれましたが、5歳で父を亡くし、12歳のとき人買いに連れ出されて隅田川のほとりで病に倒れ、命を落としたと伝えられています。旧暦3月15日(現在の4月15日にあたる)がその命日とされ、木母寺では毎年この日に大念仏会が行われ、梅若丸にまつわる謡曲「隅田川」が披露されます。「隅田川」は室町時代に観世元雅が作曲した能で、わが子を失った母の悲しみを描いた作品として知られています。

4月15日前後に雨が降ることを「梅若の涙雨」と呼ぶ風習が生まれ、春の季語にもなっています。