男はつらいよの日(8月27日

男はつらいよの日のイメージ画像


『男はつらいよ』の日は、1969年(昭和44年)8月27日に、映画『男はつらいよ』シリーズの第1作が劇場公開されたことにちなむ記念日です。松竹の公式サイトでも、8月27日を「男はつらいよの日」として紹介しています。

由来

1969年8月27日、山田洋次監督、渥美清主演による映画『男はつらいよ』第1作が公開されました。主人公は、東京・葛飾柴又を故郷とする「フーテンの寅」こと車寅次郎。自由気ままに旅をしながら、故郷へ戻っては家族や周囲の人々を巻き込んで騒動を起こす、人情味あふれる人物として親しまれました。

第1作の公開日が8月27日だったことから、この日は「『男はつらいよ』の日」として知られるようになりました。松竹の『男はつらいよ』公式サイトでも、1969年8月27日の第1作公開を記念する日として紹介されています。

映画になる前はテレビドラマだった

『男はつらいよ』は、最初から映画として誕生した作品ではありません。もともとは1968年10月からフジテレビで放送されたテレビドラマで、全26話が制作されました。

テレビ版の最終回では、寅次郎が旅先でハブにかまれて命を落とすという結末が描かれました。しかし、この展開に視聴者から多くの反響や抗議が寄せられたことをきっかけに、山田洋次監督が映画化を企画。寅さんはスクリーンで復活することになります。

こうして1969年8月27日に公開された映画第1作から、長く愛される『男はつらいよ』シリーズの歴史が始まりました。

第1作『男はつらいよ』

第1作では、寅次郎が約20年ぶりに故郷の柴又へ帰ってくるところから物語が始まります。妹のさくらをはじめとする家族との再会、寅さんが巻き起こす騒動、そして幼なじみの坪内冬子への恋など、その後のシリーズにつながる世界観が描かれています。

  • 公開日:1969年8月27日
  • 監督:山田洋次
  • 脚本:山田洋次、森﨑東
  • 主演:渥美清
  • 寅次郎の妹・さくら:倍賞千恵子
  • 第1作のマドンナ・坪内冬子:光本幸子
  • 上映時間:91分

国民的シリーズへ

第1作の成功を受けてシリーズ化され、『男はつらいよ』は日本を代表する映画シリーズへと成長しました。渥美清は1969年から1995年までに公開された第1作から第48作まで、一貫して車寅次郎を演じています。

ギネス世界記録では、渥美清が48作品で同じ主人公・車寅次郎を演じたことについて、「同一俳優による最長の映画シリーズ」の記録として掲載されています。

渥美清の死後、1997年には過去の映像を使用した『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』が公開され、さらにシリーズ誕生50周年を迎えた2019年には、第50作『男はつらいよ お帰り 寅さん』が公開されました。

豆知識

  • 映画版の寅さんが初めて劇場に登場したのは、1969年8月27日です。
  • 『男はつらいよ』は映画より先に、1968年のテレビドラマとして誕生しました。
  • 第1作のマドンナは、光本幸子が演じる坪内冬子です。
  • 渥美清は第1作から第48作まで車寅次郎を演じ続けました。
  • 2019年にはシリーズ第50作『男はつらいよ お帰り 寅さん』が公開されています。

8月27日は、一つの映画が長寿シリーズへと歩み始めた記念すべき日です。旅先では恋をし、柴又へ帰れば騒動を起こしながらも、どこか憎めない寅さん。その人情味あふれる物語は、半世紀を超えて多くの人に親しまれ続けています。