スカウトの日(9月15日

スカウトの日のイメージ画像

「スカウトの日」は、毎年9月の第3月曜日にあたる「敬老の日」を中心に、全国のスカウトや指導者が地域社会への奉仕活動などを行う日です。公益財団法人ボーイスカウト日本連盟が主催し、地域清掃や植林、社会福祉施設の訪問、人権・平和・国際理解をテーマとした活動などが全国各地で展開されます。

単に一斉に奉仕活動を行うだけでなく、スカウト一人ひとりが地域社会の一員として行動するとともに、スカウト運動が地域に根ざした実践活動であることを広く社会に伝える機会でもあります。

由来

スカウトの日のルーツは、1974年(昭和49年)に北海道で開催された第1回シニアースカウトフォーラムにあります。「より良い社会を目指して、スカウトは何をすべきか」というテーマについて話し合われ、その中で、奉仕活動を全国的に展開することが提案されました。

この提案を受け、1975年(昭和50年)から、5月の「こどもの日」を中心とする1週間を「スカウト週間」として、全国のスカウトによる奉仕活動が行われるようになりました。

その後、活動の時期や内容が見直され、1990年(平成2年)には実施時期を9月の敬老の日に移し、名称を「スカウト奉仕の日」に変更。さらに1991年(平成3年)から現在の「スカウトの日」という名称になり、今日まで続いています。

なぜ9月の第3月曜日なの?

現在のスカウトの日は、国民の祝日である「敬老の日」と同じ9月の第3月曜日に設定されています。

敬老の日に合わせて社会福祉施設を訪問するなど、地域の高齢者と交流する活動が行われてきたほか、地域社会への奉仕を実践する機会として定着しています。

敬老の日は毎年日付が変わるため、スカウトの日も固定日ではありません。2026年は9月21日(月・祝)がスカウトの日です。

どんな活動をする日?

ボーイスカウト日本連盟では、地域の状況やニーズに応じてさまざまな活動を行うことを奨励しています。代表的なものには、次のような活動があります。

  • 公園や道路、河川、海岸などの地域清掃
  • 植林や自然環境を守る活動
  • 社会福祉施設の訪問など、敬老の日にちなんだ活動
  • 地域住民と協力して行う奉仕活動
  • 人権・平和・国際理解をテーマとした活動
  • 環境保全やSDGsにつながる活動
  • 災害復興を支援する活動
  • 子どもたちや地域住民が参加できる交流活動

全国一律に同じ活動をするのではなく、それぞれの地域が抱える課題を考え、地域の人々と協力しながら行動することもスカウトの日の大きな特徴です。

9月を開催期間とすることも推奨

スカウトの日の基本的な実施日は9月第3月曜日ですが、すべての団体がその日に活動できるとは限りません。そのため、ボーイスカウト日本連盟では、実施日の前後を含めて9月を開催期間として活動することも推奨しています。

学校行事や地域イベント、天候などに合わせて日程を調整できるため、それぞれの地域に適した形で奉仕活動を行うことができます。

地域社会と地球環境を考える日へ

スカウトの日は、もともと奉仕活動を全国的に広げる取り組みとして始まりましたが、現在では活動の対象も広がっています。清掃や福祉活動だけでなく、海洋プラスチックごみをはじめとする環境問題や、持続可能な社会づくりなどについて考え、実際の行動につなげる機会にもなっています。

スカウト活動で大切にされる「自分にできることを考え、行動する」という考え方を、地域社会の中で実践する日といえるでしょう。

豆知識

  • スカウトの日のルーツは1974年の第1回シニアースカウトフォーラムにあります。
  • 全国的な取り組みは1975年の「スカウト週間」から始まりました。
  • 1990年に実施時期を敬老の日へ移し、名称を「スカウト奉仕の日」に変更しました。
  • 1991年から現在の「スカウトの日」という名称になりました。
  • スカウトの日は固定日ではなく、敬老の日と同じ9月第3月曜日です。
  • ボーイスカウト日本連盟では9月全体を開催期間として活動することも推奨しています。