琉球もろみ酢の日(9月3日

琉球もろみ酢の日のイメージ画像


琉球もろみ酢の日は、毎年9月3日に設けられている記念日です。もろみ酢の普及を進め、沖縄で育まれてきた泡盛文化から生まれた「琉球もろみ酢」について知ってもらうことなどを目的として、関係業界によって2012年(平成24年)に制定されました。

記念日の正式な表記は「琉球もろみ酢の日」です。「琉球もろみ酥の日」ではなく、「酥」ではなく「酢」を用います。沖縄総合事務局が公開している記念日の一覧でも、9月3日の「琉球もろみ酢の日」の制定機関としてもろみ酢公正取引協議会が掲載されています。

由来

9月3日という日付は、琉球もろみ酢に含まれる代表的な成分であるクエン酸にちなんでいます。「9(クエン)・3(酸)」と見立てた語呂合わせから9月3日とされました。

琉球もろみ酢事業協同組合の公式情報によると、沖縄独特の飲料であるもろみ酢の普及推進と、人々の健康づくりへの願いを込めて関係業界が2012年に制定し、同年に日本記念日協会へ登録された記念日とされています。

琉球もろみ酢とは

琉球もろみ酢は、沖縄の伝統的な蒸留酒「琉球泡盛」を造る工程から生まれる飲料です。泡盛のもろみを蒸留したあとに残るもろみ粕を原料とし、圧搾やろ過などを行って造られます。

泡盛造りでは黒麹菌が使われます。黒麹菌は発酵の過程でクエン酸を生成する性質があり、琉球もろみ酢にもこのクエン酸が含まれます。また、アミノ酸を含んでいることも特徴です。

名前に「酢」と付いていますが、一般的な米酢や穀物酢などと同じ食酢ではありません。もろみ酢の表示に関する公正競争規約では、「もろみ酢(清涼飲料水)」などと表示することが定められています。一般的な食酢の主な酸味成分が酢酸であるのに対し、琉球もろみ酢の主な酸味成分はクエン酸です。

「琉球もろみ酢」と名乗るための基準

「琉球もろみ酢」という名称は、単にもろみ酢であれば自由に使えるものではありません。もろみ酢公正取引協議会による公正競争規約では、沖縄で製造された泡盛由来のもろみ粕から造られたものについて、「琉球もろみ酢」や「沖縄もろみ酢」といった名称を表示できる基準が設けられています。

もろみ酢公正取引協議会は2008年(平成20年)に設立された団体で、「もろみ酢の表示に関する公正競争規約」に基づき、商品の表示や公正マークの運用などを行っています。

公正マークを表示できる商品については、もろみ酢原液を75%以上含むことなどの基準が設けられており、消費者が商品を選ぶ際の目安のひとつとなっています。

地理的表示(GI)にも登録

「琉球もろみ酢」は、2017年(平成29年)11月10日に農林水産省の地理的表示(GI)保護制度へ登録されました。登録番号は第44号で、生産地は沖縄県、登録生産者団体は琉球もろみ酢事業協同組合です。

農林水産省では、琉球もろみ酢を「琉球泡盛のもろみ粕を原料とする非発泡性飲料」と説明しています。沖縄の気候と黒麹菌を利用した泡盛造りという地域固有の文化・製法との結び付きが評価され、地域の名称を守るGI産品となっています。

豆知識

  • 正式な記念日名は「琉球もろみ酢の日」で、日付は毎年9月3日です。
  • 9月3日は「9(クエン)・3(酸)」とクエン酸を表した日付です。
  • 琉球もろみ酢は、琉球泡盛を蒸留したあとに残るもろみ粕を利用して造られます。
  • 名前に「酢」とありますが、米酢や黒酢などの食酢ではなく、清涼飲料水に分類されます。
  • 「琉球もろみ酢」は2017年に農林水産省の地理的表示(GI)保護制度へ登録されています。
  • もろみ酢公正取引協議会では、公正競争規約に基づいて表示基準や公正マークの運用を行っています。

出典

  • 琉球もろみ酢事業協同組合「琉球もろみ酢の日(9月3日)」
  • もろみ酢公正取引協議会「もろみ酢公正取引協議会」「もろみ酢って何?」
  • 公正取引委員会「もろみ酢の表示に関する公正競争規約」関連資料
  • 農林水産省「地理的表示(GI)登録 第44号 琉球もろみ酢」
  • 内閣府沖縄総合事務局「沖縄農林水産業『今日は○○の日』」