パインアメの日(8月8日

パインアメの日のイメージ画像


パインアメの日は、毎年8月8日に、ロングセラーキャンディ「パインアメ」のおいしさや魅力をより多くの人に知ってもらうことを目的とした記念日です。製造・販売するパイン株式会社が制定し、2015年に一般社団法人日本記念日協会へ登録されました。

由来

8月8日が選ばれた理由には、パイナップルが夏を代表する果物の一つであることに加え、パインアメの特徴的な形が関係しています。

パインアメは、缶詰に入っている輪切りのパイナップルをモチーフにした、中央に穴のあるリング状のキャンディです。「8」を上下二つの輪に見立てると、8月8日には輪の形が合計四つ並ぶように見えることから、この日が記念日に選ばれました。

パイン株式会社の公式情報によると、パインアメの美味しさをさらに多くの人に知ってもらうことを目的として、2015年3月に「パインアメの日」が認定されています。

パインアメ誕生の背景

現在のパインアメにつながる商品は、戦後間もない時代に開発されました。当時の日本では、生のパイナップルはもちろん、パイナップルの缶詰も気軽には購入できない高級食品でした。

そこで、「パイナップル缶のおいしさを、もっと多くの人に手軽に味わってもらいたい」という思いから、パイナップル風味のキャンディが考案されました。1951年にはパインアメ第1号が完成し、瓶詰めで1粒1円として販売されました。

パイン株式会社の製品沿革では、前身となる「パイナップル飴」が1950年に誕生し、「パインアメ」が1951年に発売されたとされています。

最初のパインアメには穴がなかった

現在では中央の穴がパインアメの象徴となっていますが、最初に作られた商品には穴が開いていませんでした。当時はキャンディにきれいな穴を開ける製造技術が確立されておらず、平たい飴の表面に輪切りのパイナップルの模様を型押ししていました。

より本物の輪切りパイナップルに近い姿を目指し、初期には竹製の箸の先に綿を巻き、手作業で飴をつついて穴を開ける方法も試みられました。

その後、1953年に自動キャンディ穴開け機が完成し、中央に穴が開いた現在のパインアメにつながる形が作られるようになりました。

長く親しまれてきたロングセラー

パインアメは、甘酸っぱくジューシーな味わいと、輪切りのパイナップルを再現した形、黄色を基調とした親しみやすいパッケージによって、世代を超えて親しまれてきました。

長い歴史の中ではパッケージのデザインも変化していますが、リング状の形やパイナップルを思わせる味わいは、商品の大きな特徴として受け継がれています。

1984年には全国菓子大博覧会で名誉総裁賞、1989年には名誉無鑑査賞、2017年には外務大臣賞を受賞するなど、菓子としても複数の評価を受けています。

関連する取り組み

パイン株式会社は、8月8日の「パインアメの日」に合わせて、記念イベントやキャンペーンを実施することがあります。イベントでは、トーク企画や商品の販売、パインアメにちなんだ体験企画などを通じて、ファンとの交流が行われています。

2025年には記念日認定10周年を迎え、「パインアメ万博2025」が開催されました。こうした活動を通じて、商品の魅力だけでなく、パインアメの輪の形に重ねた「笑顔の輪」を広げることも目指されています。

豆知識

  • パインアメ第1号が完成したのは1951年で、当時は瓶詰めにして1粒1円で販売されていました。
  • 最初の商品名は、形や味をそのまま表した「パイナップル飴」でした。
  • 現在の特徴である中央の穴は、発売当初から存在していたわけではありません。
  • 1953年に自動キャンディ穴開け機が完成し、現在につながるリング状の形が実現しました。
  • 8月8日の二つの「8」を四つの輪に見立てたことが、記念日の日付の大きな由来です。
  • 「パインアメの日」は2015年に一般社団法人日本記念日協会へ登録されました。

出典

  • パイン株式会社「パインアメの秘密」
  • パイン株式会社「沿革・主要製品経歴」
  • パイン株式会社「8月8日は“パインアメの日” 記念日認定10周年」
  • 一般社団法人日本記念日協会の公開情報