NHK創立記念日(8月20日)

8月20日は「NHK創立記念日」です。1926年(大正15年)8月20日、それまで個別に放送事業を行っていた東京・大阪・名古屋の3つの放送局が統合され、社団法人日本放送協会が発足しました。現在のNHK(日本放送協会)へとつながる重要な節目であり、日本の放送史を振り返る日として紹介されています。
由来
日本でラジオ放送が始まったのは1925年(大正14年)です。当初は東京・大阪・名古屋にそれぞれ独立した放送局が設けられ、各地域でラジオ放送を行っていました。
その後、全国的な放送網を整備するために3局を統合する方針が進められます。1926年8月20日、社団法人東京放送局、社団法人大阪放送局、社団法人名古屋放送局が解散し、社団法人日本放送協会が発足しました。この8月20日が「NHK創立記念日」の由来となっています。
日本のラジオ放送は1925年にスタート
日本の本格的な放送の歴史は、NHKの前身となる放送局が誕生した1920年代にさかのぼります。
東京では1925年3月22日に仮放送が始まり、同年7月12日には東京・愛宕山から本放送を開始しました。名古屋や大阪でも同じ時期に放送が始まり、ラジオという新しいメディアが各地へ広がっていきました。
当時のラジオは、ニュースや天気予報だけでなく、音楽、講演、スポーツ中継などを家庭へ届ける新しい情報・娯楽メディアでした。3局の統合は、その放送を全国規模へ発展させていく大きな転換点となりました。
1926年の日本放送協会と現在のNHKは法人として異なる
「1926年8月20日に現在のNHKがそのまま設立された」と考えると、厳密には少し注意が必要です。
1926年に発足したのは社団法人日本放送協会です。一方、現在の日本放送協会は、戦後に制定された放送法に基づき、1950年(昭和25年)に設立された法人です。現在のNHKは旧・社団法人日本放送協会の放送事業などを引き継いでいます。
そのため8月20日は、現在のNHKにつながる前身組織が成立した日、つまりNHKの歴史上の「創立」にあたる日として位置づけるのが正確です。
テレビよりも先にラジオから始まったNHK
現在はテレビ放送の印象も強いNHKですが、その歴史の出発点はラジオでした。1925年のラジオ放送開始から放送網が整備され、戦後になるとテレビという新たなメディアへも事業が広がっていきます。
NHKがテレビの本放送を開始したのは1953年(昭和28年)2月1日です。その後、FM放送、衛星放送、デジタル放送など、技術の発展に合わせて放送サービスも変化してきました。
豆知識
- 日本のラジオ放送は1925年に東京・大阪・名古屋で相次いで始まりました。
- 1926年8月20日、東京・大阪・名古屋の3放送局が統合され、社団法人日本放送協会が発足しました。
- 現在の日本放送協会は、放送法に基づいて1950年に設立された法人です。
- NHKのテレビ本放送は1953年2月1日に始まりました。
- 2025年3月22日には、日本でラジオ放送が始まってから100年という節目を迎えました。
NHK創立記念日は日本の放送史を振り返る日
8月20日の「NHK創立記念日」は、単に一つの放送局の誕生日というだけではなく、東京・大阪・名古屋で始まったラジオ放送が一つの組織へ統合され、全国的な放送へ発展していった歴史を振り返るきっかけとなる日です。
ラジオからテレビ、衛星放送、デジタル放送、インターネットを活用したサービスへと情報を届ける方法が変化する中、その原点の一つとなったのが1926年8月20日の社団法人日本放送協会の発足でした。