民放ラジオの日(9月1日)

9月1日は「民放ラジオ放送開始記念日」です。1951年(昭和26年)9月1日、日本で初めて民間によるラジオの本放送が始まった歴史的な日にちなみ、民放ラジオの歩みを振り返る日として紹介されています。
由来
1951年9月1日、名古屋の中部日本放送(現在のCBCラジオ)と、大阪の新日本放送(のちの毎日放送、現在のMBSラジオにつながる放送局)が本放送を開始しました。
同じ日に2局が開局しましたが、放送開始時刻は異なります。中部日本放送は午前6時30分に第一声を送り、新日本放送は正午から本放送を開始しました。このため、時間の上では中部日本放送が日本の民間放送として最初の放送局となります。
日本の民放第一声は名古屋から
中部日本放送では1951年9月1日午前6時30分、宇井昇アナウンサーによる第一声とともに本放送がスタートしました。CBCの公式資料でも、この瞬間を「日本民間放送の歴史」の始まりとして紹介しています。
さらに午前7時には、精工舎の時報が放送されました。これは日本初のラジオCMとして広く知られており、広告を収入源とする民間放送ならではの仕組みが始まったことを象徴する出来事でもあります。
ラジオ放送そのものは1925年にスタート
「民放ラジオ放送開始記念日」は、日本で初めてラジオ放送が行われた日という意味ではありません。日本のラジオ放送は、それより26年前の1925年(大正14年)3月22日、社団法人東京放送局による仮放送から始まりました。東京放送局などはその後、日本放送協会(NHK)へとつながっていきます。
1951年9月1日に始まったのは、企業などが運営し、広告などを活用して番組を届ける民間放送です。公共放送とは異なる新たな放送の担い手が登場したことで、日本のラジオは大きな転換点を迎えました。
民放ラジオが広げた放送文化
1951年9月以降、日本各地で民放ラジオ局の開局が相次ぎました。同年には11月11日に朝日放送、12月1日にラジオ九州、12月24日に近畿放送、12月25日にラジオ東京などが放送を開始し、地域に根差したニュースや娯楽番組、音楽番組、広告などが広がっていきました。
地域ごとに異なる番組を制作できる民放ラジオの発展は、ローカルニュースやスポーツ中継、深夜放送、音楽番組など、その後の日本独自のラジオ文化を育てる土台の一つとなりました。
豆知識
- 1951年9月1日に開局したのは、中部日本放送と新日本放送の2局です。
- 中部日本放送は午前6時30分、新日本放送は正午に本放送を開始しました。
- 中部日本放送は現在のCBCラジオ、新日本放送はその後の毎日放送を経て現在のMBSラジオへとつながっています。
- 一般社団法人日本民間放送連盟の開局一覧でも、CBCラジオとMBSラジオはいずれも1951年9月1日開局と記録されています。
- 9月1日は、この歴史的な出来事にちなみ「民放ラジオ放送開始記念日」として広く紹介されています。
出典
- 中部日本放送株式会社「沿革」「CBCのあゆみ」「年表で見るCBC 1951年開局からの軌跡」
- 一般社団法人日本民間放送連盟「民放ラジオ開局一覧」
- 国立国会図書館 レファレンス協同データベース「日本で初めてのラジオCMは何か。」
- NHK「放送開始以降の放送受信契約に関する主要事項」