望菜の日(9月1日

望菜の日のイメージ画像


9月1日は「望菜(ぼうさい)の日」です。トマト製品や野菜飲料などを手がけるカゴメ株式会社が、災害時の食事で不足しがちな野菜について考え、野菜飲料や野菜スープなどの「保存できる野菜」を備蓄食料に加えてもらうことを目的に制定しました。

由来

「望菜」は、「望まれる野菜」という意味を込めた言葉で、「ぼうさい」と読みます。この読み方が「防災」と同じであることから、災害への備えを見直す「防災の日」である9月1日が記念日となりました。

「望菜の日」は2016年(平成28年)に一般社団法人日本記念日協会に認定・登録された記念日として紹介されています。カゴメも公式情報の中で、災害時の食事では野菜が不足しやすいという声を受け、「望む野菜」という意味を込めて「望菜の日」を制定したと説明しています。

背景

災害が発生すると、物流の停止やライフラインの寸断によって、普段と同じような食事を用意することが難しくなります。避難生活では保存性や配りやすさを優先した食品が中心となりやすく、食事が炭水化物に偏ったり、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが不足したりすることがあります。

農林水産省も家庭備蓄について、災害時には野菜や果物が不足しやすいとして、じゃがいもやたまねぎなどの日持ちする野菜に加え、乾物、野菜ジュース、ドライフルーツ、即席スープなどを備えておく方法を紹介しています。

「保存できる野菜」を備えるという考え方

生鮮野菜は日持ちや保管方法に限界があるため、災害への備えでは常温保存できる食品を組み合わせることが重要です。「望菜の日」が提案するのも、生鮮野菜そのものだけを大量に保管するのではなく、野菜飲料や野菜スープなど、保存しやすい形の食品を非常時の食事に取り入れるという考え方です。

  • 常温保存できる野菜飲料を備える
  • 長期保存可能な野菜スープなどを加える
  • たまねぎやじゃがいもなど、比較的日持ちする野菜を活用する
  • 乾燥野菜や切り干し大根などの乾物も組み合わせる
  • 普段食べている食品を備蓄に利用する

ローリングストックで無理なく備える

カゴメは、普段から野菜飲料などを少し多めに備え、日常生活で消費しながら新しい商品を買い足していくローリングストックも提案しています。

ローリングストックは、特別な非常食だけを長期間保管するのではなく、普段から食べ慣れている食品を備蓄として活用する方法です。賞味期限が近いものから使い、使った分を補充することで、食品を無駄にしにくく、定期的に備蓄内容を確認するきっかけにもなります。

防災の日に「食事の中身」もチェック

非常食というと、水や米、パン、麺類、缶詰などに目が向きがちですが、災害時の健康を考えるうえでは、食品の量だけでなく栄養のバランスも大切です。

農林水産省では、家庭の食品備蓄について最低3日分から1週間分程度を人数分用意することを紹介しており、主食や主菜だけでなく、日持ちする野菜や野菜ジュースなども備蓄例に含めています。

豆知識

  • 「望菜」は「望まれる野菜」という意味を込め、「防災」と同じ「ぼうさい」と読みます。
  • 記念日を制定したのはカゴメ株式会社です。
  • 9月1日は「防災の日」でもあり、家庭の防災用品や食品備蓄を見直す機会として定着しています。
  • 災害時は野菜や果物が不足しやすいため、野菜飲料や乾物、日持ちする野菜などを組み合わせて備える方法があります。
  • 日常的に食べる食品を少し多めに買い、使った分だけ補充するローリングストックなら、無理なく備蓄を続けやすくなります。

出典

  • カゴメ株式会社「9月1日は『防災の日』」「災害時の食料に栄養と美味しさを。」
  • 農林水産省「知って備える 家庭備蓄のイロハ」「災害時に備えた食品ストックガイド」
  • 厚生労働省「災害発生に備えた栄養・食生活の工夫」
  • 食の記念日データベース