はしご車の日(8月5日)

8月5日は「はしご車の日」です。消防車や防災機器を手がける株式会社モリタホールディングスが、「は(8)しご(5)」の語呂合わせにちなんで制定しました。はしご車への理解を深めるとともに、消防・防災意識を高め、防火対策について考えるきっかけとする記念日です。
由来
日付は、8を「は」、5を「しご」と読むことで「はしご」となる語呂合わせに由来します。記念日を制定したモリタホールディングスは、消防車や消火設備、防災関連製品などを展開する企業グループです。
同社は、火災や災害から一人でも多くの命を救いたいという願いを込め、消防・防災意識の向上と防火対策について考える機会として「はしご車の日」を制定しました。一般社団法人日本記念日協会に認定・登録されている記念日です。
はしご車の役割
はしご車は、建物の高層階など、地上から直接近づくことが難しい場所で消防活動を行うための特殊な消防車です。長く伸びるはしごや、その先端に取り付けられたバスケットなどを使い、高所に取り残された人の救助や、上空からの放水、火災現場の警戒などを行います。
- 高層階や屋上に取り残された人を救助する
- 高い位置から火災現場へ放水する
- 建物の上部や屋根付近の状況を確認する
- 消防隊員や資機材を高所へ運ぶ
はしご車には、はしごを直線的に伸ばすタイプだけでなく、先端部分を折り曲げられる屈折式や、はしごに放水用の水路を備えたタイプなどがあります。建物の高さや道路の広さ、地域の建築環境に合わせて、さまざまな種類の車両が配備されています。
モリタとはしご車
モリタは1907年に創業し、長年にわたって消防車や防災機器の開発・製造に携わってきました。国内初の屈折式はしご車をはじめ、救助活動の安全性や操作性を高めたさまざまな車両を開発しています。
現在のはしご車には、車体を安定させる装置や、はしごの動きを制御する安全機能など、多くの技術が組み込まれています。大きな車体とはしごを安全に動かすには、車両の設計だけでなく、日常的な点検や整備、消防隊員による訓練も欠かせません。
防災について考える日
はしご車は火災時に大きな力を発揮しますが、道路上の駐車車両や障害物によって、現場に近づけなかったり、はしごを十分に伸ばせなかったりする場合があります。消防車や救急車が近づいてきたときには速やかに進路を譲り、消防活動の妨げになる場所への駐車を避けることが重要です。
家庭や職場では、住宅用火災警報器の作動確認、消火器の設置場所や使用期限の確認、避難経路の整理など、身近な防火対策を見直すことができます。「はしご車の日」は、特殊な消防車の役割を知るだけでなく、日頃の備えや火災予防について考える機会となる日です。
豆知識
- はしご車は、救助活動だけでなく、高所からの放水や火災現場の状況確認にも使われます。
- はしごの長さや車両の大きさは一律ではなく、地域の道路事情や建物の高さに合わせて選ばれます。
- はしごを伸ばす際には、アウトリガーと呼ばれる装置を車体の左右に張り出し、車両を安定させます。
- モリタでは、8月5日の「はしご車の日」のほか、創業日の4月23日を「消防車の日」としています。
出典
- 株式会社モリタホールディングス「モリタの記念日」
- 株式会社モリタ「消防車・はしご車ラインナップ」
- 東京消防庁「30メートル級はしご車」
- 一般社団法人日本記念日協会「はしご車の日」