救急の日(9月9日

救急の日は、救急医療と救急業務について国民の正しい理解と認識を深め、救急医療関係者の意識高揚を図る目的で設けられた啓発日です。厚生労働省と総務省消防庁が連携して、毎年9月9日を「救急の日」とし、救急の日を含む1週間(日曜日から土曜日まで)を「救急医療週間」として、全国で広報や行事を実施する枠組みが示されています。

救急医療週間の期間は年によって暦上の曜日に合わせて決まり、例として令和7年(2025年)は9月7日(日)から9月13日(土)までとされています。自治体・消防・医療機関などが連携し、救急車の適正利用、救急医療体制や搬送の流れの紹介、応急手当(心肺蘇生、AED、止血など)の普及啓発を重点に、講習会・体験イベント・広報キャンペーンを行うことが整理されています。

啓発の背景には、救急車の出場が増加傾向にあることに加え、搬送された人の傷病程度で「軽症(外来診療)」が大きな割合を占める現状があります。全国集計でも軽症が相当数を占めることが示されており、東京消防庁の公表では搬送者のうち軽症の割合が半数を超える年があるとして、119番通報や救急車の利用の適正化を呼びかけています。こうした周知は、限られた救急資源を本当に緊急性の高い人へ確実につなぐ狙いがあります。