国際手話デー(9月23日)

国際手話デーは、毎年9月23日に設けられている国際記念日です。2017年12月の国連総会で制定されました。手話が完全な言語であることへの認識を高め、ろう者の言語的人権を守ることを目的としています。
9月23日という日付は、1951年9月23日に世界ろう連盟(WFD)が設立されたことに由来します。ろう者の権利擁護や手話の普及に向けた取り組みが世界各地で行われる日です。
由来
国際手話デーは、世界ろう連盟(World Federation of the Deaf / WFD)の設立記念日(1951年9月23日)にちなんで、2017年の国連総会決議により制定されました。
手話は単なるジェスチャーや身振りではなく、独自の文法・語彙・表現を持つ完全な自然言語です。しかし歴史的に手話を抑圧してきた時代もあり、ろう者の言語権の確立は現在も重要な課題とされています。国際手話デーはその認識を広める機会として位置づけられています。
手話とは
手話は視覚を通じてコミュニケーションを行う言語で、手の形・動き・位置、顔の表情、体の動きなどによって意味を表します。音声言語とは独立した言語体系を持ち、各国・地域で異なる手話言語が存在しています。
- 日本手話:日本のろう者が使う手話で、日本語とは独立した文法体系を持ちます。
- 国際手話(IS):国際的な場で使われる手話で、世界ろう連盟の国際会議などで用いられています。
- 対応手話:日本語の語順に合わせて手話単語を使う方法で、日本語と手話を組み合わせたコミュニケーション方法です。
日本における手話の現状
日本では2006年に国連障害者権利条約が採択され、2014年に日本が批准しました。これを受け、各地の自治体で手話言語条例の制定が進んでいます。2022年には「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」が施行されるなど、ろう者の情報アクセス向上に向けた法整備も進んでいます。
豆知識
- 国際手話デーは9月23日で、1951年の世界ろう連盟(WFD)設立日を記念して2017年に国連が制定しました。
- 世界には300種類以上の手話言語が存在するとされています。
- 日本手話は日本語とは異なる独自の文法体系を持つ独立した言語です。
- 日本では2020年時点で、100以上の自治体が手話言語条例を制定しています。