ヤミ金融ゼロの日(8月30日

ヤミ金融ゼロの日のイメージ画像


8月30日は「ヤミ金融ゼロの日」です。日付は、「や(8)み(3)きんゼロ(0)」と読む語呂合わせに由来します。ヤミ金融による被害をなくすことを意識する日として、複数の記念日資料などで紹介されています。

由来

「ヤミ金融ゼロの日」は、8月の「8」を「や」、30日の「3」を「み」、「0」を「ゼロ」と読み、「や(8)み(3)きんゼロ(0)」とする語呂合わせから8月30日とされています。

一方、確認できる範囲では、制定した団体や制定年、日本記念日協会による認定などを裏付ける公的な情報は明確ではありません。そのため、「特定の団体が制定した記念日」と断定するよりも、ヤミ金融被害への注意を促す記念日として紹介されている、とするのが適切です。

ヤミ金融とは

ヤミ金融、いわゆる「ヤミ金」は、単に「未登録で高金利を取る業者」だけを指すとは限りません。金融庁や警察庁では、貸金業の登録を受けずに営業する無登録業者や、法律に違反する高金利で貸付けを行う事犯などについて注意を呼びかけています。

日本で貸金業を営む場合、原則として主たる営業所などの所在地を管轄する財務局長または都道府県知事の登録を受ける必要があります。登録を受けずに反復継続して貸付けを行うことは、貸金業法に違反する可能性があります。

また、現在の出資法では、貸金業者による年20%を超える金利での貸付けは刑事罰の対象となります。登録番号を表示していても、架空の番号や他社の登録番号を使用して正規業者を装うケースがあるため、番号が書かれているだけで安全とは判断できません。

インターネットやSNSを使った新しい手口にも注意

ヤミ金融の手口は、街頭の張り紙やダイレクトメールだけではありません。近年はSNSなどで「個人間融資」「お金を貸します」などと呼びかけ、個人同士の取引を装うケースも問題になっています。

個人であっても、反復継続する意思をもって金銭の貸付けを行えば、貸金業に該当する場合があります。金融庁は、SNSを利用した個人間融資について、違法な高金利を要求されたり、個人情報を悪用されたり、別の犯罪被害に巻き込まれたりする危険があるとして注意を呼びかけています。

さらに、商品の売買を装う「先払い買取現金化」など、形式上は貸付けに見えない手口も確認されています。実際の取引内容が金銭の貸付けに当たる場合には、貸金業法などの規制対象となる可能性があります。

被害を防ぐために確認したいこと

  • 融資を申し込む前に、貸金業者として正式に登録されているか確認する。
  • 登録番号だけを信用せず、金融庁などが提供する登録情報と照合する。
  • 法律に違反するような高金利を要求されていないか確認する。
  • SNS上の「個人間融資」「即日融資」などの勧誘を安易に利用しない。
  • 運転免許証の画像や銀行口座などの個人情報を安易に送らない。
  • 不審な業者や悪質な取り立てに遭った場合は、一人で対応せず公的な相談窓口や警察などに相談する。

豆知識

警察庁では、貸金業法違反の無登録営業や出資法違反の高金利などを「ヤミ金融事犯」として取り締まっています。近年も、スマートフォンやインターネットを利用した非対面型の手口や、商品の売買を装って実質的に高金利の貸付けを行う手口が確認されています。

「ヤミ金融ゼロの日」は、語呂合わせから生まれた記念日として知られていますが、その背景にあるのは現在も続く違法金融への注意喚起です。8月30日は、甘い融資話に安易に応じず、「借りる前に業者の登録を確認する」という基本を改めて意識する機会といえます。