ひょうたんの日(8月8日)

8月8日は「ひょうたんの日」です。数字の「8」が、中央のくびれたひょうたんの形に似ていることから、この日が選ばれました。ひょうたんの栽培や加工を楽しみ、長く受け継がれてきた文化や工芸に親しむ記念日です。
由来
「ひょうたんの日」は、ひょうたんの愛好家でつくる全日本愛瓢会が制定しました。
日付の8月8日は、算用数字の「8」を縦に見ると、上下がふくらみ、中央がくびれたひょうたんの姿に見えることに由来します。全日本愛瓢会は毎年8月8日を「ひょうたんの日」とし、ひょうたんの魅力や栽培・加工文化の普及に取り組んでいます。
全日本愛瓢会とは
全日本愛瓢会は、ひょうたんの栽培や加工技術の普及・指導、ひょうたんを用いた文化芸術の向上などを目的に活動している団体です。
全国各地の愛好家が、形や大きさの異なるひょうたんを育て、乾燥や研磨、彩色、彫刻などの技術を用いて作品に仕上げています。全国規模の展示会も開催され、工芸品としての美しさや、栽培技術の成果を紹介する機会となっています。
ひょうたんの利用と文化
ひょうたんはウリ科の植物で、果実の中身を取り除いて乾燥させると、硬く軽い外皮が残ります。その性質を生かし、古くから水や酒を入れる容器、柄杓、花器、楽器、装飾品など、さまざまな用途に利用されてきました。
現在では、実用品としてだけでなく、表面に絵を描いたり、模様を彫ったり、透かし彫りを施したりする工芸素材としても親しまれています。同じ株から育てた場合でも一つひとつ形が異なるため、自然が生み出す個性的な姿も魅力の一つです。
縁起物としてのひょうたん
ひょうたんは、実が多く付く植物であることなどから、子孫繁栄や家運隆盛を願う縁起物として親しまれてきました。また、大小のひょうたんを連ねた「六瓢」は、「無病」に通じる語呂合わせから、無病息災を願う意匠として用いられることがあります。
戦国武将の豊臣秀吉が、戦いに勝つたびにひょうたんを加えたとされる「千成瓢箪」も広く知られています。ただし、その成立過程には伝承的な要素も含まれており、現在では豊臣秀吉を象徴する印として定着しています。
ひょうたんの日の楽しみ方
- さまざまな品種や形のひょうたんを観察する
- ひょうたんを使った工芸品や郷土玩具を鑑賞する
- 栽培方法や乾燥・加工の工程について調べる
- 地域の展示会や愛好家による作品展に足を運ぶ
- 縁起物として伝わるひょうたんの意匠を探してみる
豆知識
- ひょうたんには、典型的なくびれた形だけでなく、球形、楕円形、細長い形など、さまざまな品種があります。
- ひょうたんは「ひさご」や「ふくべ」と呼ばれることもあります。
- 乾燥させた果実は軽くて丈夫なため、容器や工芸品など幅広い用途に使われてきました。
- 加工では、果実の中身を取り除いた後に十分乾燥させ、表面を磨いたり彩色したりして仕上げます。
出典
- 全日本愛瓢会公式サイト「全日本愛瓢会の紹介」
- 全日本愛瓢会関連資料「太閤ひょうたんについて」