奴の日(8月5日)

奴(やっこ)の日は、毎年8月5日に、暑い夏に冷たくておいしい奴豆腐を味わってもらうことを目的とした記念日です。香川県観音寺市で豆腐の製造・卸・販売を手がける株式会社カンショクが制定し、2017年に一般社団法人日本記念日協会から認定・登録されました。
由来
日付は、「や(8)っこ(5)」と読む語呂合わせに由来します。豆腐は年間を通して食べられていますが、8月は冷たい料理が好まれる季節であることから、火を使わず手軽に用意できる奴豆腐の魅力を広める日とされました。
「奴豆腐」は、豆腐を大きめの四角形に切った料理です。冷やした豆腐をそのまま食べる場合は、一般に「冷奴」と呼ばれています。
「奴」という名前の由来
四角く切った豆腐が「奴」と呼ばれるようになった理由については、江戸時代の武家に仕えた奉公人である「奴」が着ていた半纏の紋に由来するという説があります。
奴の半纏には、「釘抜紋」と呼ばれる四角い形の紋が描かれることがありました。その形が四角く切った豆腐に似ていたことから、「奴豆腐」という呼び名が生まれたと説明されています。
ただし、名称の由来には複数の説明があるため、釘抜紋に由来するという説は有力な説の一つとして紹介されています。
冷奴の楽しみ方
冷奴は、豆腐を冷やして薬味や調味料を添えるシンプルな料理です。定番の薬味には、刻みねぎ、しょうが、みょうが、大葉、かつお節、のりなどがあります。
- しょうゆと刻みねぎ、しょうがを添える定番の冷奴
- みょうがや大葉をのせた香り豊かな冷奴
- ごま油や塩を合わせた中華風の冷奴
- トマトやオクラを添えた夏野菜の冷奴
- キムチや納豆をのせた食べ応えのある冷奴
木綿豆腐を使うとしっかりとした食感に、絹ごし豆腐を使うとなめらかな口当たりになります。薬味やたれだけでなく、豆腐の種類によっても味わいの違いを楽しめます。
豆知識
- 温めた豆腐を同じように四角く切って食べる料理は、「湯奴」と呼ばれることがあります。
- 冷奴は加熱調理をせずに用意できるため、暑い季節の副菜や酒の肴として親しまれています。
- 豆腐は大豆を原料とし、木綿豆腐や絹ごし豆腐など、製法や食感の異なる種類があります。
- 薬味や調味料を変えることで、和風だけでなく中華風や洋風にもアレンジできます。
奴の日には、好みの豆腐や旬の薬味を用意し、夏らしい一品として冷奴を楽しんでみてはいかがでしょうか。