広島平和記念日(広島原爆忌)(8月6日

広島平和記念日(広島原爆忌)のイメージ画像

広島平和記念日(広島原爆忌)は、毎年8月6日、原子爆弾によって亡くなった人々を追悼し、核兵器の廃絶と世界の恒久平和を願う日です。「広島原爆の日」「原爆の日」とも呼ばれ、広島市の平和記念公園では平和記念式典が行われます。

由来

1945年8月6日午前8時15分、アメリカ軍のB29爆撃機によって、広島市に人類史上初めて実戦で使用された原子爆弾が投下されました。

原子爆弾は市街地の上空で炸裂し、強烈な熱線、爆風、放射線によって広島の街に壊滅的な被害をもたらしました。多くの人がその日のうちに命を落としただけでなく、負傷や放射線の影響により、その後も長い年月にわたって多くの人々が苦しむことになりました。

8月6日は、犠牲者を追悼するとともに、被爆の記憶を次の世代へ伝え、同じ悲劇を二度と繰り返さないことを誓う日となっています。

広島市平和記念式典

広島市では毎年8月6日の午前8時から、平和記念公園にある広島平和都市記念碑、通称「原爆死没者慰霊碑」の前で、広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式が行われます。

式典には原爆死没者の遺族や被爆者、市民、国内外の代表者などが参列します。原爆が投下された午前8時15分には平和の鐘やサイレンが鳴らされ、原爆死没者を悼み、恒久平和を願って1分間の黙とうがささげられます。

式典では、亡くなったことが確認された被爆者の名前を記した原爆死没者名簿が慰霊碑に納められるほか、献花、広島市長による平和宣言、子どもたちによる「平和への誓い」などが行われます。

平和宣言に込められた願い

平和記念式典で広島市長が読み上げる平和宣言は、核兵器による惨禍を世界に伝え、核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を訴えるものです。

平和宣言は日本国内だけでなく、各国の政府や国際機関などにも送られます。被爆地・広島から発信される重要な平和へのメッセージとして、毎年、その内容が広く伝えられています。

原爆死没者慰霊碑

平和記念公園の中心部にある原爆死没者慰霊碑には、原爆によって亡くなった人々の名前を記した原爆死没者名簿が納められています。

慰霊碑には、原爆死没者の霊を慰め、人類が同じ過ちを繰り返さないという決意を示す碑文が刻まれています。慰霊碑、平和の灯、原爆ドームが一直線上に見える配置となっており、広島を代表する祈りの場所の一つです。

灯籠流し

8月6日の夕方から夜にかけては、平和記念公園近くを流れる元安川で灯籠流しが行われます。

灯籠には、原爆犠牲者への追悼や平和への願いなどが記されます。色とりどりの灯籠が静かに川を流れる光景は、亡くなった人々を慰霊し、平和への思いを世界へ届ける象徴的な行事となっています。

8月6日に考えたいこと

広島平和記念日は、過去の出来事を追悼するだけの日ではありません。原爆が人々の命や暮らしに何をもたらしたのかを学び、戦争や核兵器の問題を自分たちの課題として考える日でもあります。

  • 午前8時15分に黙とうをささげる
  • 被爆者の証言や記録に触れる
  • 広島平和記念資料館などの資料を通して原爆被害を学ぶ
  • 家族や身近な人と平和について話し合う
  • 戦争や核兵器をめぐる現在の世界情勢について考える

被爆から年月が経過し、被爆者から直接体験を聞く機会が少なくなるなか、証言や資料を受け継ぎ、記憶を風化させないことの重要性は一層高まっています。

豆知識

  • 広島に原子爆弾が投下されたのは、1945年8月6日午前8時15分です。
  • 広島市が行う式典の正式名称は「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」です。
  • 平和記念式典は、毎年8月6日の午前8時から平和記念公園で行われます。
  • 午前8時15分には、原爆死没者への哀悼と恒久平和への願いを込めて1分間の黙とうが行われます。
  • 「広島平和記念日」のほか、「広島原爆忌」「広島原爆の日」「原爆の日」などの呼び方があります。

8月6日は、原爆犠牲者を静かに追悼するとともに、命の尊さと平和の意味を見つめ直し、核兵器のない世界を願う大切な一日です。