ハラスメントフリーの日(8月2日)

ハラスメントフリーの日は、ハラスメントから解放され、働く一人ひとりが互いの人格や人権を尊重できる職場づくりについて考える記念日です。毎年8月2日に設けられています。
由来
職場のハラスメント対策や人材育成支援などを行う株式会社クオレ・シー・キューブが制定しました。同社は「パワーハラスメント」という言葉を提唱し、職場におけるハラスメント問題の啓発や対策に取り組んできた企業です。
日付は、8を「ハラスメント」の「ハ」、2を「フリー」の「フ」と読む「ハ(8)ラスメント・フ(2)リー」の語呂合わせに由来します。2014年に一般社団法人日本記念日協会から認定・登録されました。
「ハラスメントフリー」に込められた意味
「ハラスメントフリー」は、単に問題となる言動が発生していない状態だけを意味するものではありません。
制定したクオレ・シー・キューブは、働く人がハラスメントから解放され、それぞれの能力を発揮しながら生き生きと働ける職場や、互いの人格と人権を尊重できる職場への思いを、この言葉に込めています。
なお、「ハラスメントフリー」は株式会社クオレ・シー・キューブの登録商標です。
職場で求められるハラスメント対策
職場のハラスメントには、パワーハラスメントやセクシュアルハラスメント、妊娠・出産、育児・介護休業などに関するハラスメントがあります。立場や権限の差だけでなく、性別、雇用形態、年齢、価値観の違いなどが背景となる場合もあります。
日本では、事業主に対して職場におけるハラスメントを防止するための措置が求められています。代表的な取り組みには、次のようなものがあります。
- ハラスメントを許さない方針を明確にし、従業員に周知すること
- 相談窓口を設置し、相談に適切に対応すること
- 相談者や関係者のプライバシーを保護すること
- 事実関係を迅速かつ正確に確認すること
- 被害を受けた人への配慮と、行為者への適切な対応を行うこと
- 相談や調査への協力を理由とした不利益な取り扱いを防ぐこと
- 問題が発生した場合に再発防止策を講じること
ハラスメントのない職場をつくるために
ハラスメント対策では、問題が起きてから対応するだけでなく、日常的なコミュニケーションや職場環境を見直し、発生を未然に防ぐことも重要です。
指導する側は、業務上の必要性や伝え方、場所、頻度などに配慮する必要があります。一方で、厳しい指導や意見の対立がすべてハラスメントに当たるわけではなく、言動の目的や内容、職場環境への影響などを踏まえて判断することが求められます。
8月2日のハラスメントフリーの日は、職場のルールや相談体制を確認するとともに、誰もが安心して意見を伝え、能力を発揮できる環境について考える機会となっています。
豆知識
- 「パワーハラスメント」は、一般に「パワハラ」と略して使われています。
- 職場のハラスメントは、上司から部下への言動だけでなく、同僚間や部下から上司への言動が問題となる場合もあります。
- 相談窓口を設置するだけでなく、相談方法や担当者、秘密が守られることを従業員に周知することも重要です。
- 適正な業務指示や指導は直ちにパワーハラスメントとなるものではなく、業務上必要かつ相当な範囲を超えているかどうかが重要な判断要素となります。
出典
- 株式会社クオレ・シー・キューブ「8月2日はハラスメントフリーの日です」
- 一般社団法人日本記念日協会の認定・登録情報
- 厚生労働省「あかるい職場応援団」職場におけるハラスメント対策関連資料