河内こんだ・埴輪の日(8月28日

河内こんだ・埴輪の日のイメージ画像


8月28日は「河内こんだ・埴輪の日」です。大阪府羽曳野市誉田(こんだ)で埴輪づくり体験などを行う「河内こんだハニワの里 大蔵屋」が制定した記念日で、一般社団法人日本記念日協会に認定・登録されています。日付は「は(8)・に(2)・わ(8)」と読む語呂合わせに由来します。

由来

「河内こんだ・埴輪の日」を制定したのは、埴輪づくり体験施設「河内こんだハニワの里 大蔵屋」です。施設を運営するのは大蔵印刷工業株式会社で、2020年に8月28日を記念日として制定しました。

日付の8月28日は、数字を「は(8)・に(2)・わ(8)」と読む語呂合わせから選ばれています。

制定の背景には、地域に残る古墳や埴輪について知識を深め、その歴史を大切に守り、未来へ継承していこうという思いがあります。また、世界遺産のあるまちへの愛着を高め、体験型・参加型の催しを通して地域活性化につなげることも目指しています。

「河内こんだ」と埴輪の深い関係

「こんだ」は、大阪府羽曳野市の誉田(こんだ)に由来します。羽曳野市は、藤井寺市とともに世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」の古市エリアを構成する地域で、多くの古墳が現在まで残されています。

百舌鳥・古市古墳群は、4世紀後半から5世紀後半に築かれた古墳群で、2019年7月にユネスコ世界遺産一覧表への記載が決定しました。堺市の百舌鳥エリアと、羽曳野市・藤井寺市にまたがる古市エリアからなり、45件49基の古墳が構成資産となっています。

誉田周辺は、古墳を見るだけでなく、埴輪が実際につくられていた歴史を持つ地域でもあります。「誉田白鳥埴輪製作遺跡」では埴輪窯が確認されており、古市古墳群に供給する埴輪を製作していた重要な遺跡と考えられています。

誉田白鳥埴輪製作遺跡とは

誉田白鳥埴輪製作遺跡では、これまでの発掘調査によって11基の埴輪窯が確認されています。工房とみられる建物跡も見つかり、古市古墳群の中に営まれていた大規模な埴輪製作地だったことが分かっています。

遺跡からは円筒埴輪のほか、家、盾、衣蓋、靱、馬、水鳥などをかたどった形象埴輪も出土しています。主に5世紀後半から6世紀前半にかけての遺物が確認されており、当時の埴輪生産を知るうえで貴重な場所です。

こうした歴史的価値から、誉田白鳥埴輪製作遺跡は1973年6月2日に国の史跡に指定されています。

埴輪は古墳時代の社会を伝える資料

埴輪というと人物をかたどったものを思い浮かべることも多いですが、実際にはさまざまな種類があります。筒状の円筒埴輪をはじめ、家、動物、人物、武具などを表現した形象埴輪がつくられました。

埴輪は古墳を構成する重要な要素であると同時に、当時の服装や建物、道具、動物との関わりなどを知る手がかりでもあります。そのため、古墳時代の社会や暮らしを現代に伝える考古資料としても重要です。

埴輪づくりを通じて古代の歴史に触れる

「河内こんだハニワの里 大蔵屋」では、古墳や埴輪を身近に感じてもらうため、埴輪づくり体験などを行っています。施設は「古市古墳群のあるまちを埴輪でいっぱいにしよう」をコンセプトの一つとして掲げ、楽しみながら地域の歴史に触れられる場づくりを進めています。

また、埴輪作品を募集する「828GP(はにわグランプリ)」も開催されています。2026年には第8回を迎え、972作品の応募から各賞が選ばれ、8月30日に四天王寺大学で表彰式が行われる予定です。

豆知識

  • 8月28日は「8・2・8」を「は・に・わ」と読む語呂合わせから選ばれています。
  • 「こんだ」は大阪府羽曳野市にある「誉田(こんだ)」という地名に由来します。
  • 誉田周辺には、古市古墳群に埴輪を供給したと考えられる「誉田白鳥埴輪製作遺跡」があります。
  • 誉田白鳥埴輪製作遺跡では11基の埴輪窯が確認され、1973年に国の史跡に指定されています。
  • 百舌鳥・古市古墳群は2019年に世界文化遺産に登録され、羽曳野市は古市エリアを構成する地域の一つです。

出典

  • オークラグループ「8月28日を『河内こんだ・埴輪の日』に制定!」
  • オークラグループ「第8回 828GP(はにわグランプリ)表彰式を開催!」
  • 羽曳野市「世界遺産の登録について」
  • 羽曳野市「誉田白鳥埴輪製作遺跡」
  • 文化庁「『百舌鳥・古市古墳群』の世界遺産一覧表への記載決定について」