ハコの日(8月5日

ハコの日のイメージ画像


ハコの日は、毎年8月5日に設けられている、紙で作られた箱やパッケージの魅力を広く伝えるための記念日です。日付は、「は(8)こ(5)」と読む語呂合わせに由来します。

由来

ハコの日は、東京の紙器・段ボール箱関連事業者で構成される東京紙器工業組合が、1991年(平成3年)に制定しました。全国の紙器・段ボール箱に関わる組合などによって、紙器の良さや製造技術を伝える取り組みが行われてきました。

単に「箱」という言葉の語呂合わせを楽しむだけでなく、紙器業界の技術向上を図り、一般の消費者に紙製パッケージの機能性やデザイン性を知ってもらうことが目的とされています。

紙器とは

紙器とは、紙や板紙、段ボールなどを材料として作られる容器や箱の総称です。商品の保護や運搬に使われるだけでなく、店頭で商品の特徴やブランドのイメージを伝える役割も担っています。

代表的な紙器には、印刷した板紙を折り曲げて作る印刷紙器、表面に化粧紙などを貼った貼箱、輸送や保管に使われる段ボール箱などがあります。食品、菓子、化粧品、医薬品、文房具、家電製品など、身近な商品の多くに紙製の箱が使われています。

箱が果たしている役割

  • 商品を守る:衝撃や圧力、汚れなどから中身を保護します。
  • 運びやすくする:商品をまとめ、保管や輸送をしやすくします。
  • 情報を伝える:商品名、原材料、使用方法、注意事項などを表示します。
  • 魅力を表現する:形や色、印刷、手触りによって商品の印象を伝えます。
  • 贈る気持ちを演出する:贈答用の箱は、開封するまでの期待感や特別感を高めます。

関連する取り組み

ハコの日を中心に、紙器やパッケージの展示、作品コンテスト、工作教室、ワークショップなどが企画されることがあります。紙器の専門事業者が持つ加工技術や発想力に触れられる機会として、子どもから大人まで楽しめる催しが行われてきました。

近年では、使う紙の量を抑えた設計、再生紙の活用、分別しやすい素材構成、繰り返し利用できる箱など、環境への負担を考慮したパッケージづくりも重視されています。

豆知識

  • 同じ紙製の箱でも、商品の重さや用途に応じて紙の厚さ、折り方、接着方法などが細かく設計されています。
  • 折り畳んだ状態で運べる箱は、保管や輸送に必要な空間を減らす工夫の一つです。
  • パッケージには、中身を保護する機能だけでなく、売り場で商品を見つけやすくする広告・表示媒体としての役割もあります。
  • 贈答用の貼箱などでは、紙の質感、ふたの開き方、箱を開けたときの見え方まで考えて設計されることがあります。

8月5日のハコの日は、普段は脇役に見える箱が、商品を守り、運び、情報や気持ちを伝えていることに目を向ける日です。身近な箱の構造やデザインを観察すると、用途に合わせたさまざまな工夫を発見できます。