ハブの日(8月2日)

ハブの日は、毎年8月2日にハブの生態や特徴を学び、咬傷被害の防止について考える記念日です。日付は「ハ(8)ブ(2)」と読む語呂合わせに由来します。
由来
ハブの日は、沖縄県南城市の観光施設「おきなわワールド」を運営する南都グループによって制定されました。おきなわワールドには、ハブの生体や資料を展示する「ハブ博物公園」があり、長年にわたってハブに関する知識を伝えています。
ハブについて多くの人に知ってもらい、咬傷被害の減少につなげることなどを目的として記念日が申請され、2017年に一般社団法人日本記念日協会から認定されました。
ハブはどのような生き物?
一般に「ハブ」と呼ばれるホンハブは、クサリヘビ科に分類される毒ヘビです。主に沖縄諸島や奄美群島の一部に生息し、ネズミや小鳥、トカゲ、カエルなどを捕食します。
ハブは夜行性で、昼間は穴や茂み、石垣の隙間などに隠れていることが多いとされています。初夏には穴の中などで産卵し、ふ化したばかりの幼蛇も毒を持っています。また、沖縄県によると、県内に生息するヘビは冬眠しないため、冬でも条件によっては活動することがあります。
沖縄県内に生息する危険な毒ヘビ
沖縄県が危険な毒ヘビとして注意を呼びかけているのは、次の4種類です。
- ハブ
- ヒメハブ
- サキシマハブ
- タイワンハブ
同じ「ハブ」の名が付いていても、生息地域や体の模様、習性などは異なります。種類を正確に見分けることは難しいため、野外でヘビを見つけた場合は、種類を確認しようとして近づかないことが大切です。
ハブに咬まれないための対策
沖縄県では、現在も毎年ハブによる咬傷被害が発生しており、住宅の敷地内で目撃されるケースもあります。被害を防ぐためには、ハブが隠れにくく、餌となる動物が集まりにくい環境を整えることが重要です。
- 住宅や畑の周囲の草をこまめに刈り、見通しをよくする。
- ハブの餌となるネズミが増えないよう、食べ物やごみを適切に管理する。
- 不要な木材、石、資材、ごみなどを放置しない。
- 石垣や建物の基礎にある穴や隙間を可能な範囲でふさぐ。
- 夜間に歩くときは懐中電灯などで足元を照らす。
- 草むらや茂みに不用意に手や足を入れない。
ハブを発見した場合は、自分で捕まえたり追い払ったりせず、十分な距離を取ります。対応窓口は地域によって異なるため、緊急の場合は警察や消防、市町村の担当部署へ連絡します。
ハブに咬まれた場合
ハブに咬まれた可能性がある場合は、速やかに119番へ通報し、医療機関で治療を受ける必要があります。走ったり激しく動いたりすると毒の回りが早くなるおそれがあるため、安全な場所へ移動したうえで、できるだけ安静を保ちます。
傷口を切る、毒を口で吸い出す、強く縛り続けるといった自己流の処置は、症状を悪化させる可能性があります。ヘビを捕まえて持参しようとせず、可能であれば安全な距離から色や模様、大きさなどを確認し、救急隊員や医療従事者へ伝えます。
ハブと沖縄の暮らし
ハブは危険な毒ヘビとして恐れられる一方、沖縄や奄美の自然環境を構成する在来の生き物でもあります。人の生活圏に現れると事故につながるため対策が必要ですが、自然の中では小動物を捕食する生態系の一員です。
おきなわワールドのハブ博物公園では、ハブをはじめとするヘビや爬虫類の展示を通して、その生態や被害防止に関する情報を紹介しています。単に怖がるだけでなく、正しい知識を身につけ、安全な距離を保つことがハブとの適切な付き合い方につながります。
豆知識
- 8月2日という日付は、「ハ(8)ブ(2)」の語呂合わせです。
- ハブの日は、2017年に一般社団法人日本記念日協会から認定されました。
- ハブは主に夜間に活動し、昼間は穴や茂みなどに隠れていることが多い生き物です。
- ふ化したばかりのハブも毒を持っているため、小さい個体でも触れてはいけません。
- 草刈りやネズミの防除、不要な資材の片付けは、ハブの被害を防ぐための環境整備になります。
出典
- おきなわワールド「ハブに感謝!8月2日は『ハブの日』」
- 南都グループ「8月2日は毒蛇『ハブの日』、正式に記念日認定!」
- 沖縄県公式ホームページ「ハブについて」