歯ヂカラ探求月間(9月1日)

歯ヂカラ探究月間は、毎年9月1日から30日までの1か月間、歯が本来持っている力に目を向け、歯と口の健康について考えるきっかけとする記念月間です。ガム「リカルデント」などを展開していたキャドバリー・ジャパンが制定したもので、同社は現在のモンデリーズ・ジャパンにつながる企業です。 cite
由来
歯ヂカラ探究月間は、9月1日から9月30日までとされています。制定当時のキャドバリー・ジャパンは、夏の休暇や暑さなどによって生活リズムや食生活が乱れやすい時期の後に、食生活や歯の健康をあらためて見直す機会を設けようと、この1か月間を提唱しました。 cite
「歯ヂカラ」という言葉は医学上の正式な用語ではなく、歯が健康な状態を保つ力や、しっかり噛むことなど、歯と口の働きに注目してもらうために使われたキャンペーン上の表現です。「歯が本来持っている力を見直し、強化するための探究時期にしよう」という考えが記念月間の名称に込められています。 cite
制定した企業
この記念月間を制定したのは、当時「リカルデント」などを扱っていたキャドバリー・ジャパン株式会社です。キャドバリーは2010年にクラフトフーズの傘下となり、日本法人もその後の再編や社名変更を経て、現在のモンデリーズ・ジャパン株式会社につながっています。現在もモンデリーズ・ジャパンはガムなどの菓子事業を展開しています。 cite
歯が持つ「再石灰化」の仕組み
歯の表面では、食事などによって口の中が酸性になると、エナメル質からカルシウムやリンなどのミネラルが溶け出す「脱灰」が起こります。一方、唾液の働きなどによって溶け出した成分が歯に戻る「再石灰化」も日常的に行われています。 cite
脱灰と再石灰化のバランスが崩れ、脱灰が長く続くと、むし歯につながる可能性があります。日本歯科医師会も、初期のむし歯では唾液による再石灰化が起こることや、食習慣の改善、適切なセルフケア、フッ化物の活用がむし歯予防に重要であると説明しています。 cite
歯は「噛む」だけではない
歯の大切さは、単にむし歯にならないことだけではありません。食べ物を噛み砕き、舌や頬、唾液とともに飲み込みやすい状態に整えるなど、食事を支える重要な役割があります。日本歯科医師会では、歯と口の運動機能の衰えを放置することが、食べる機能の低下につながる可能性についても紹介しています。 cite
歯ヂカラ探究月間に見直したいこと
- 毎日の歯みがきを丁寧に行い、歯垢を取り除く。
- 歯ブラシだけでは届きにくい部分には、デンタルフロスや歯間ブラシを活用する。
- 甘い飲食物を長時間・頻繁に口にする習慣を見直す。
- フッ化物配合歯みがき剤を適切に使用する。
- 痛みなどの症状がなくても、定期的に歯や歯ぐきの状態を確認する。
特に就寝中は唾液の分泌量が減るため、就寝前のセルフケアは重要です。日本歯科医師会も、歯みがきに加えて歯間ブラシやデンタルフロスなどを活用することを紹介しています。 cite
豆知識
- 歯ヂカラ探究月間は特定の1日ではなく、毎年9月1日から30日までの1か月間です。 cite
- 制定者を現在の社名で「モンデリーズ・ジャパン」と紹介する資料もありますが、制定当時の社名はキャドバリー・ジャパンです。 cite
- 「歯ヂカラ」は歯科医学上の正式な病名や専門用語ではなく、歯の健康や働きを見直すために使われている表現です。
- むし歯は、歯の表面からミネラルが失われる「脱灰」と、それを修復する「再石灰化」のバランスと深く関係しています。 cite
歯ヂカラ探究月間は、単に「歯を強くする」ことだけを意味するものではなく、日々の食生活や歯みがき、噛む機能などを含め、歯と口の健康をあらためて見直すための1か月間です。毎日の小さなケアを振り返るきっかけとして活用できる記念月間といえるでしょう。