前畑ガンバレの日(8月11日

前畑ガンバレの日のイメージ画像


8月11日は「前畑ガンバレの日」です。1936年(昭和11年)8月11日、ベルリンオリンピックの女子200メートル平泳ぎ決勝で、和歌山県橋本市出身の前畑秀子が金メダルを獲得したことにちなむ記念日です。前畑はこの優勝により、日本人女性として初めてオリンピックの金メダリストとなりました。

由来

1936年8月11日に行われたベルリンオリンピック女子200メートル平泳ぎ決勝で、前畑秀子はドイツのマルタ・ゲネンゲルらと競い、見事に優勝しました。

このレースを日本へ伝えたラジオ実況も、日本のスポーツ放送史を語るうえで広く知られています。実況を担当した河西三省アナウンサーは、接戦の中で「前畑がんばれ」と繰り返し声を上げました。この熱のこもった実況は日本全国の聴取者を引き込み、前畑の金メダルとともに長く語り継がれることになりました。

「前畑ガンバレの日」として正式に登録

「前畑ガンバレの日」は、前畑秀子の出身地である和歌山県橋本市で顕彰活動を行う前畑秀子・古川勝顕彰活動委員会が制定した記念日です。

橋本市によると、前畑がベルリンオリンピックで金メダルを獲得した8月11日が「前畑ガンバレの日」として2023年に日本記念日協会へ正式に登録されました。前畑の偉業と、その歴史的な実況を後世へ伝えていくことが記念日の大きな目的となっています。

前畑秀子は日本女性初のオリンピック金メダリスト

前畑秀子は1914年、現在の和歌山県橋本市に生まれました。幼い頃から水泳に親しみ、競泳選手として頭角を現します。

1932年のロサンゼルスオリンピックにも女子200メートル平泳ぎで出場して銀メダルを獲得。4年後のベルリン大会では再び同種目に挑み、ついに金メダルを手にしました。

国立公文書館でも、前畑は日本女性初のオリンピック金メダリストとして紹介されています。また、日本オリンピック委員会の記録でも、1936年ベルリン大会の女子200メートル平泳ぎ優勝者として前畑秀子の名前が確認できます。

「前畑がんばれ」が残したもの

前畑のレースが特別な存在となった理由は、金メダルという競技成績だけではありません。ベルリンから日本へ届けられた河西三省アナウンサーの実況が、競技の緊張感と応援する気持ちをラジオの前の人々と共有したことも大きな特徴です。

テレビが普及する以前の時代、ラジオ実況は遠く離れた競技会場と日本の人々を結ぶ重要な存在でした。「前畑がんばれ」という言葉は、スポーツ実況そのものが人々の記憶に残る象徴的な出来事となった例のひとつです。

豆知識

  • 前畑秀子が金メダルを獲得したのは、1936年8月11日のベルリンオリンピック女子200メートル平泳ぎです。
  • 前畑は日本人女性として初めてオリンピックで金メダルを獲得しました。
  • 1932年ロサンゼルスオリンピックでは、同じ女子200メートル平泳ぎで銀メダルを獲得しています。
  • ベルリン大会の実況を担当した河西三省アナウンサーによる「前畑がんばれ」の実況は、日本のスポーツ放送史を代表するエピソードとして知られています。
  • 「前畑ガンバレの日」は、前畑秀子・古川勝顕彰活動委員会が制定し、2023年に日本記念日協会へ正式に登録されました。