ビヤホールの日(8月4日)

8月4日は「ビヤホールの日」です。1899年(明治32年)8月4日、東京・銀座に日本初とされるビヤホール「恵比壽ビヤホール」が開店したことを記念しています。ビールを味わうだけでなく、日本におけるビヤホール文化の歩みを振り返る日です。
由来
「ビヤホールの日」は、ビヤホールやレストランを運営する株式会社サッポロライオンが、創業100周年を迎えた1999年(平成11年)に制定しました。
日付は、同社のルーツとなる「恵比壽ビヤホール」が1899年8月4日に開店したことに由来します。記念日は「日本に初めてビヤホールが誕生した日」として、一般社団法人日本記念日協会に認定されています。
日本初とされる「恵比壽ビヤホール」
恵比壽ビヤホールは、ヱビスビールの宣伝と販売を目的として、現在の東京都中央区銀座八丁目付近に開店しました。当時の住所では、東京市京橋区南金六町五番地にあたります。
店舗は2階建ての煉瓦造りの建物の2階に設けられ、床にはリノリウムが使われ、椅子やテーブルにはビール樽の材料が利用されていました。当時としては珍しい、モダンな雰囲気の飲食店だったと伝えられています。
ビールがまだ高価だった時代にもかかわらず、店は多くの客でにぎわいました。サッポロライオンの公式資料では、1日の平均来客数が約800人に達し、売り切れを知らせる立札が出るほど繁盛したと紹介されています。
「ビヤホール」と「ビアホール」
現在は「ビアホール」という表記も広く使われていますが、記念日の正式名称は「ビヤホールの日」です。制定者であるサッポロライオンでは、店舗名や歴史を紹介する際にも「ビヤホール」という表記を使用しています。
ビヤホールは、広い店内で生ビールと料理を楽しむ飲食店として発展しました。大勢でテーブルを囲み、にぎやかな雰囲気の中で乾杯するスタイルは、日本の外食文化の一つとして定着しています。
銀座に残るビヤホール文化
1899年に開店した恵比壽ビヤホールの建物は現存していません。一方、銀座七丁目にある「ビヤホールライオン 銀座七丁目店」は、1934年(昭和9年)に開店した当時の内装を受け継ぐ、現存する日本最古のビヤホールとして知られています。
同店が入る銀座ライオンビルは、歴史的な建築や店内装飾が評価され、国の登録有形文化財に登録されています。高い天井や壁面のモザイク画など、昭和初期のビヤホールの雰囲気を現在に伝える空間です。
関連する取り組み
サッポロライオンでは、例年8月4日前後に創業を記念した催しを実施しています。実施内容や対象店舗は年によって異なるため、利用する際は公式の最新情報を確認する必要があります。
ビヤホールの日は、ビールそのものだけでなく、料理を囲んで人々が交流する場所や、長く受け継がれてきた外食文化について知るきっかけとなる記念日です。
豆知識
- ビヤホールの日は、1899年8月4日に「恵比壽ビヤホール」が開店したことに由来します。
- 記念日を制定したのは、銀座ライオンなどを運営する株式会社サッポロライオンです。
- 制定年は、同社が創業100周年を迎えた1999年です。
- 記念日の正式名称では「ビア」ではなく「ビヤ」と表記します。
- 1899年の恵比壽ビヤホールと、現在の銀座七丁目にあるビヤホールは、同じ建物ではありません。
- 現在の「ビヤホールライオン 銀座七丁目店」は、1934年に開店した現存する日本最古のビヤホールです。