航空安全の日・茜雲忌(8月12日

航空安全の日・茜雲忌のイメージ画像


航空安全の日・茜雲忌(あかねぐもき)は、1985年8月12日に発生した日本航空123便墜落事故を受け、犠牲者を追悼するとともに、事故の教訓を風化させず、航空安全の大切さを改めて考える日として紹介されています。

由来

1985年8月12日、日本航空123便(ボーイング747SR-100型機)は、東京国際空港(羽田空港)から大阪国際空港(伊丹空港)へ向かう途中で異常事態が発生し、同日18時56分ごろ、群馬県多野郡上野村の山中に墜落しました。

乗客509人と乗員15人の計524人が搭乗しており、520人が死亡、4人が生存しました。運輸安全委員会が公開している資料でも、事故の発生日や搭乗者数、被害状況が確認されています。

「茜雲忌」と呼ばれる理由

この日は「茜雲忌」とも呼ばれます。「茜雲(あかねぐも)」は、日本航空123便事故の遺族らでつくる「8・12連絡会」が編集してきた文集の名称です。

群馬県立図書館の資料では、8・12連絡会による『茜雲』が1986年以降継続して刊行されていたことや、2005年には『茜雲 総集編 日航機御巣鷹山墜落事故遺族の二〇年』、2015年には『茜雲 日航機御巣鷹山墜落事故遺族の30年』が出版されたことが確認できます。

事故から受け継がれる航空安全への教訓

日本航空は123便事故について、「事故の教訓を風化させてはならない」という考えのもと、2006年に安全啓発センターを開設しました。事故機の残存機体や関連資料などを保存・展示し、安全運航の重要性を社員一人ひとりが学ぶための場としています。

また、日本航空では御巣鷹の尾根への慰霊登山や安全教育などを通じ、事故を知らない世代の社員にも事故の教訓を伝えています。8月12日は犠牲者を追悼するだけでなく、航空に携わる人々が安全の原点を見つめ直す重要な日となっています。

豆知識

  • 事故が発生したのは1985年8月12日です。
  • 日本航空123便には乗客509人、乗員15人の計524人が搭乗し、520人が亡くなり、4人が生存しました。
  • 墜落地点は群馬県多野郡上野村の山中で、一般に「御巣鷹の尾根」として知られています。
  • 「茜雲」の名称は、事故遺族らによる8・12連絡会が編集してきた文集に使われています。
  • 日本航空は123便事故を安全への原点の一つとして位置付け、安全啓発センターなどを通じて事故の教訓を継承しています。

航空安全を考える日

航空事故の記憶を後世に伝えることは、犠牲者を追悼するとともに、同じ悲劇を繰り返さないための安全文化を築くことにもつながります。航空安全の日・茜雲忌は、空の安全が多くの人々の継続的な努力によって守られていることを改めて考える機会となっています。