空き家整理の日(8月31日

空き家整理の日のイメージ画像


8月31日は「空き家整理の日」です。空き家整理や遺品整理などを手がける株式会社ワンズライフが制定し、2016年に一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されました。住む人がいなくなった住宅や、そこに残された家財の整理について関心を持ってもらうことを目的とした記念日です。

由来

8月31日という日付には、「空き家整理」を数字に見立てた語呂合わせが込められています。制定者の株式会社ワンズライフでは、「家(や=8)・整(せい=31)・理」という読み方とともに、夏の終わりである8月31日に空き家の整理について考えてほしいという思いから、この日を記念日としています。

「あきや(8)・せ(3)・い(1)・り」と説明されることもありますが、制定者側の案内では「家(や=8)・整(せい=31)・理」という語呂合わせが確認できます。

なぜ空き家の整理が必要なの?

住宅は誰も住まなくなった後も、建物や土地、家財の管理が必要です。長期間管理されない状態が続くと、建物の老朽化が進むほか、庭木や雑草の繁茂、害虫・害獣、衛生上の問題、防犯上の不安、景観への影響などにつながることがあります。

特に、屋根や外壁などが劣化した住宅では、部材の落下や建物の倒壊などによって周囲に影響を及ぼす可能性もあります。「空き家整理の日」には、単に家の中の荷物を処分するだけではなく、今後その住宅をどのように管理・活用・処分していくのかを考えるきっかけにしてほしいという意味もあります。

日本では空き家が900万戸を超える

総務省統計局の「令和5年住宅・土地統計調査」によると、2023年10月1日時点の全国の空き家数は900万2千戸で、過去最多となりました。総住宅数に占める空き家の割合も13.8%で、過去最高となっています。

項目 2023年の調査結果
全国の空き家数 900万2千戸
空き家率 13.8%
賃貸・売却用、二次的住宅を除く空き家 385万6千戸

統計上の「空き家」には、賃貸用や売却用の住宅、別荘などの二次的住宅も含まれています。そのうち、賃貸・売却用や二次的住宅を除いた空き家は385万6千戸に達しており、2018年から36万9千戸増加しています。

空き家対策の制度も強化

日本では「空家等対策の推進に関する特別措置法」に基づき、自治体による空き家対策が進められています。さらに2023年12月13日には改正法が施行され、倒壊などの危険が著しく高まった「特定空家等」になる前の段階から対策を進める仕組みが強化されました。

改正法では、放置を続けると特定空家等になるおそれがある住宅を「管理不全空家等」として、市区町村が所有者に指導や勧告を行える制度が設けられています。空き家は所有しているだけで終わりではなく、適切に管理していくことが重要になっています。

空き家整理で確認しておきたいこと

  • 住宅内に残された家具や家電、衣類などの家財を整理する
  • 重要書類や貴重品、思い出の品などを確認する
  • 庭木や雑草、建物の外壁や屋根などの状態を確認する
  • 定期的な換気や清掃など、今後の管理方法を決める
  • 売却、賃貸、活用、解体など、住宅の将来について検討する
  • 相続した住宅の場合は、相続登記や権利関係についても確認する

実家などを相続したものの遠方に住んでいる場合は、整理や管理を先送りしてしまうこともあります。しかし、時間が経つほど建物や家財の劣化が進み、整理の負担が大きくなることもあります。8月31日の「空き家整理の日」は、普段なかなか向き合う機会のない家や家財の将来について、家族で話し合うきっかけにもなる記念日です。

豆知識

  • 「空き家整理の日」は株式会社ワンズライフが制定した記念日です。
  • 2016年に一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されました。
  • 日付は「家(や=8)・整(せい=31)・理」という語呂合わせと、夏の終わりに空き家整理を考えてほしいという思いに由来します。
  • 2023年の全国の空き家数は900万2千戸、空き家率は13.8%で、いずれも過去最高となっています。
  • 2023年12月施行の改正空家法では、「管理不全空家等」の段階から自治体が対策を行える仕組みが導入されました。

出典

  • 株式会社ワンズライフ「空家整理について」
  • 一般社団法人 日本記念日協会「空き家整理の日」
  • 総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計」
  • 国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」