立春

立春は、二十四節気のひとつで、暦の上で春の始まりを示す節気です。二十四節気の中では春の最初に置かれ、現在の暦ではおおむね2月4日ごろにあたります。
国立天文台の暦では、立春は太陽黄経が315度に達する時期として扱われます。天文学的な計算によって決まるため、日付は毎年完全に固定されているわけではなく、多くの年では2月4日ですが、年によっては2月3日になることがあります。
由来
立春は、古くから季節の移り変わりを知るための目安として使われてきた二十四節気のひとつです。二十四節気は、1年を春・夏・秋・冬に分け、さらにそれぞれを細かく区切って季節を表す暦の仕組みです。
「立春」という名前には、春が立つ、つまり春の気配が現れ始めるという意味があります。実際の気候としてはまだ寒さが残る時期ですが、暦の上では冬から春へ向かう大きな節目とされています。
日付の決まり方
立春の日付は、太陽の通り道を基準にした太陽黄経によって決まります。国立天文台の暦要項では、立春は太陽黄経315度に対応する節気として示されています。
たとえば、令和8年(2026年)の立春は2月4日、令和9年(2027年)の立春も2月4日とされています。ただし、地球の公転や暦の調整の影響により、年によって日付が前後することがあります。
節分との関係
立春の前日は「節分」です。本来、節分は立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す言葉でしたが、現在では立春の前日を指す行事として広く知られています。
節分には、豆まきなどを通して邪気を払い、新しい春を迎える準備をする風習があります。立春はその翌日にあたり、暦の上で新しい季節が始まる日として意識されてきました。
旧暦との関係
立春は、旧暦や年中行事と深く関わる節気です。ただし、旧暦の元日と立春は必ず同じ日になるわけではありません。立春は二十四節気の「正月節」とされ、暦や干支、占いなどの分野では年の区切りとして扱われることがあります。
そのため、「立春が一年の始まり」と説明されることもありますが、正確には、旧暦の元日そのものではなく、季節の上で春が始まる節目として重視されてきた日といえます。
暮らしとの関わり
立春のころは、まだ寒さが厳しい地域も多く、実感としては冬の延長に感じられる時期です。一方で、日差しの明るさや草木の芽吹きなど、少しずつ春の気配が現れ始めます。
農作業の準備を意識し始める目安にもなり、季節の変化を暮らしの中で感じ取るための大切な節目として親しまれてきました。
豆知識
- 立春は、二十四節気の中で春の始まりにあたる節気です。
- 太陽黄経315度に達する時期として定められています。
- 多くの年では2月4日ごろですが、年によっては2月3日になることがあります。
- 立春の前日は節分で、豆まきなどの行事と結びついています。
- 旧暦の元日と立春は必ず一致するわけではありません。